カシオ計算機が電卓事業60周年を迎え、今後の展望や教育現場向けの戦略を発表。関数電卓と一般電卓の需要に応じた商品展開を進め、PCやタブレットとの連携も目指す。
電卓はスマートフォンなどのICTデバイスに取って代わられつつある中、カシオは教育現場に適したツールの提供を目指しています。
2024年3月期の売上高は2688億円で、電卓事業を含む教育事業の売上高は618億円、全体の23%を占めています。
電卓の出荷台数は約4200万台で、国内シェアは約60%です。
電卓は「関数電卓」と「一般電卓」の2カテゴリーに分かれ、関数電卓は主に海外市場に注力している一方、一般電卓は国内での需要もあります。
販売数量は徐々に減少しているものの、一般電卓には多様な利用者がいるとされています。
教育関数BUの佐藤智昭事業部長は、関数電卓の利用者が学生中心であることを指摘しつつ、一般電卓には幅広い層の利用者がいることを強調しました。
今後、カシオは「最高のUI/UX」や「情緒的価値」を追求し、デザイン性の高い電卓「Comfy」を発表するなど、ユーザー目線や環境への配慮を重視した商品展開を進めています。
また、PCやタブレットとの連携を図り、ハードウェアとソフトウェアの両軸で新たなサービスを生み出す意向を示しています。
このように、カシオは電卓事業の未来に向けて新たな挑戦を続けています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/28507020f246d341e88ba42d0596acea8fbc3d29
カシオ電卓事業60周年に関するコメントでは、電卓が持つ重要性や思い出が多くのユーザーから語られました。
特に、実務においてカシオのデスクタイプ電卓を愛用している方が多く、他社製品や異なるモデルでは使い勝手が悪く、ミスタッチが起こるという意見がありました。
エクセルよりも電卓が必要な業務が依然として存在し、今後も電卓が役立つ場面が多いと感じている方が多かったです。
さらに、カシオの関数電卓や過去のモデルに対する愛着も強く、特に使いやすさやデザインに関する意見が見受けられました。
また、電卓戦争に関する歴史的なコメントもあり、カシオとシャープが長年にわたり競い合ってきたことが再確認されました。
スマホの普及により電卓の使用頻度が減ったものの、特に簿記や計算ミスを避けるために電卓が必要だという意見もあり、電卓の存在意義が再評価されていることがわかりました。
全体的に、カシオ電卓への信頼感や愛着が感じられるコメントが多く、今後もその価値が続くことを期待する声がありました。
ネットコメントを一部抜粋
就職して最初に使わされた電卓がカシオのデスクタイプだったので、ずっとデスクタイプの早打ち対応で高いのを使い続けてる。
私はずっとカシオの関数電卓を使っていますが、最近のfx-JPシリーズはメニュー構造が使いにくくて好きになれません。
電卓戦争をご存知の方であれば分かると思いますが、電卓を最初に発売したのはシャープでした。
子供の頃、親が働いていた店でゲームが出来る電卓があってずーっとやってたな。
しっかりした電卓と、しっかりしたセロテープカッターが机の上にある安心感は事務仕事をする大人には必要であろう。