北新地放火事件の遺族が受刑者に講演し、反省を促すことで再犯防止を訴えた。
要約すると2021年に発生した大阪・北新地ビル放火殺人事件で、心療内科クリニックの院長を亡くした伸子さん(48)が、堺市の西日本成人矯正医療センターで受刑者に向けた講演を行った。
この事件では26人が命を落とし、伸子さんの兄もその一人であった。
講演会には20代から70代までの男女27人が参加し、伸子さんは「自身がなぜ罪を犯したのかを見つめ直し、考えるきっかけになれば」と受刑者に呼びかけた。
伸子さんは、事件の容疑者が過去に服役していたことを踏まえ、出所後に再就職ができず自暴自棄になり放火に至ったと指摘し、加害者と被害者が生まれない社会を目指す重要性を訴えた。
また、彼女自身も出所者の立ち直り支援に取り組んできた経験から、「皆さんの話を聴かせてほしい」と参加者に呼びかけ、受刑者が自らの行動を反省することの大切さを強調した。
この講演は、犯罪の根本的な原因に目を向け、再犯を防ぐための重要な機会となった。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/c88100d0d0eb673130c7c87bf11e812dc7046f9f