韓国の鬱アニメ『整形水』は、整形への執着とその恐ろしい代償を描いた名作。心に残るバッドエンドが話題に。
このアニメは、鬱アニメと呼ばれるジャンルに属し、バッドエンドのストーリーが特徴です。
物語の主人公イェジは、幼少期からの外見へのコンプレックスを抱え、現在は人気タレントのメイク担当をしています。
しかし、彼女は偶然出演したテレビ番組での悪意ある書き込みをきっかけに自暴自棄に陥ります。
そんな中、彼女の元に「整形水」が届けられ、これを使うことで思い通りの容姿に変わることができるという誘惑に駆られます。
この「整形水」は、容姿を簡単に変えられる一方で、その使用には恐ろしい代償が伴います。
イェジは整形水に取りつかれ、大金を支払ったり、使い過ぎて肌を溶かしてしまうという悲劇に見舞われます。
また、彼女が密かに憧れているキャラクター、ジフンも物語に深く関わっています。
ジフンは元々は容姿にコンプレックスを抱える女性であり、整形水を使って美しい女性を溶かし、自らの肌に取り込むという理解しがたい性癖を持っています。
物語のクライマックスでは、イェジがジフンの太ももの肌となるという衝撃のバッドエンドが待っています。
この作品は、整形大国である韓国の社会問題に鋭く切り込んでおり、コンプレックスの克服に執着することの怖さをリアルに描写しています。
日本でも美容整形が一般的になりつつある中で、誰もが一度は容姿に関する悩みを抱いた経験があるため、本作の普遍的なテーマは多くの人に共感を呼ぶことでしょう。
『整形水』は、心の闇を描いた作品として、観る者に深い印象を残す名作です。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/d8c49402af2b72cde22eafa14fa253de8173e8ec
整形水に関するコメントは、多彩な意見が寄せられていました。
特に、作品のラストに関しては賛否が分かれたようです。
サイコホラー要素が強く、緊張感あふれる展開が多くの視聴者を引き込んだ一方で、結末にはツッコミ所が多く、あまりの救いの無さに主人公に同情する声もありました。
美への欲望が行き過ぎてしまった結果としての結末が、深いテーマを持つ作品として評価されている一方で、視聴者の中には物足りなさを感じた方もいたようです。
また、整形水がLINEマンガで連載されていた「奇々怪々」の一編であることを指摘するコメントもあり、原作の魅力を伝えようとする声も見受けられました。
さらに、作品のテーマに関連して、楳図かずおの作品を思い出すコメントもあり、先駆者としての影響力を感じさせました。
ホラーが好きな視聴者の中には、グロテスクな表現に抵抗を感じる方もいたようですが、全体的には作品のテーマやストーリーに興味を持つコメントが多く、整形水が話題を集めていることが伺えました。
ネットコメントを一部抜粋
整形水はラストの結末以外の部分はハラハラドキドキのサイコホラー要素があって良かった。
整形水はLINEマンガで連載されていた「奇々怪々」と言う短編集の中の1編ですね。
この文章の展開から類推すると、石ノ森章太郎先生の青年向け作品に確か似たような結末の物がありましたね。
このアニメは観てないけど、楳図かずおの洗礼を思い出した。
ホラーは好きだけど、グロいのは苦手だから、グロそうなこれは観てません。