第20回大阪アジアン映画祭で、中国映画「バウンド・イン・ヘブン」がグランプリを受賞しました。壮絶な純愛を描く作品が高く評価され、他にも韓国映画やモンゴル映画が各賞を受賞しました。
要約すると第20回大阪アジアン映画祭が3月23日に閉幕し、中国映画「バウンド・イン・ヘブン」がグランプリ(最優秀作品賞)に輝きました。
この映画は、婚約者に歌手フェイ・ウォンのコンサートチケットを取り上げられた女性が、奇妙な男と出会い、壮絶な純愛を描くストーリーです。
授賞理由としては、古典的な恋愛映画でありながらも、その熱度と強度に観客が驚かされたことが挙げられています。
主演のニー・ニー(倪妮)とジョウ・ヨウ(周游)の演技が、観客を物語に没入させ、映画的な歓びを共有させる力を持っていると評価されました。
原題は「捆綁上天堂」で、脚本は「カンフーハッスル」のフオ・シンが手掛けた初監督作です。
コンペティション部門では、韓国映画「朝の海、カモメは」が来るべき才能賞を受賞しました。
この作品は、寂れた漁村で暮らす老人を主人公に、時代に取り残された人々の焦燥感を描いており、鋭い社会問題への注意力が評価されています。
最優秀俳優賞にはモンゴル映画「サイレント・シティ・ドライバー」のトゥブシンバヤル・アマルトゥブシンが選ばれ、彼の静謐で内面的な演技が高く評価されました。
各賞の受賞結果は多岐にわたり、来年度の第21回大阪アジアン映画祭は2025年の日本国際博覧会に合わせて、8月29日から9月7日に開催される予定です。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/97267f54ae6cebb7db3276d2c6091d1dc2195eab