NASAがアルテミス計画のウェブページから「初の有色人種と女性を月に送り込む」という記述を削除したが、乗務員の変更はないと説明。トランプ政権の方針に従ったもので、計画の本来の目的を反映した形。
要約すると米航空宇宙局（NASA）が進める月探査計画「Artemis」（アルテミス）に関するウェブページで、特に「Artemis III」（アルテミス3号）に関する記述が変更された。
この変更は「初の有色人種と女性を月に送り込む」という表現が削除されたものである。
Artemis IIIは、再び人類を月面に立たせることを目指しており、米Space Exploration Technologies（SpaceX）の次期大型宇宙船「Starship」を基にした有人着陸システム（Human Landing System：HLS）を用いて、2026年9月に打ち上げられる予定だが、2028年2月以降になる可能性も指摘されている。
今回の変更は、トランプ政権下で進められた「多様性・公平性・包括性・アクセシビリティ（DEIA）」に関するプログラムが廃止される中で行われたものであり、NASAの広報担当者はメディアに対し、「記述の変更は乗務員の変更を意味するものではない」と強調している。
具体的には、トランプ大統領が署名した大統領令に従い、NASAはArtemis計画の本来の目的をより適切に反映する形で記述を更新したと説明している。
現在のウェブページには、「NASAのArtemis計画では、科学探査や技術革新を通じて月を探査し、火星への有人探査に向けて、異なる環境での生活と作業の方法を学ぶ」との内容が記載されている。
この変更は、NASAが今後のミッションの成功に向けて引き続き取り組む姿勢を示している。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/36e3d356e73842f240a165046814889d24bc55e2