2025年モデルのフェアレディZは、SOSコール機能を全グレードに標準装備し、ボディカラーを一新。試乗した結果、安定感が増し、現代的な走行性能を実感。GTカーとしての特性が強化されています。
新たに追加されたカラーはワンガンブルー、ミッドナイトパープル、バイブラントレッド/スーパーブラックの2トーンを含む全11色で、試乗車の価格は約675万円です。
日産は2025年モデルの発表に伴い、新規受注を再開し、待ち望んでいたファンにとっては喜ばしいニュースとなりました。
しかし、プレスリリースでは変更点がSOSコールとボディカラーの刷新のみとされており、メカニズムやセッティングには変更がないとされています。
実際に神奈川県のみなとみらい周辺で試乗した結果、筆者は全く別のクルマに感じられるほどの進化を実感しました。
特に、ボディがドッシリとし、走行時の安定感が向上している印象を受けました。
サスペンションの動きがスムーズで、初期型のあいまいさが解消され、全体的に現代的な印象に変わっていました。
基本的なアーキテクチャーは先代から引き継いでいるものの、工業製品としての精度が向上したことが、走行性能に好影響を与えているのかもしれません。
ボディ剛性の向上により、振動も減少し、クオリティが高まったことも明らかです。
走行性能は快適性が高く、直進性がしっかりしている一方で、コーナリング性能はグランドツアラーとしての特性が強いことが感じられました。
エンジンの印象は、軽快さと十分なパワー感を維持しつつ、シフトレバーやクラッチペダルの操作感には若干の改善が求められる部分もあります。
全体として、フェアレディZは「ピュアスポーツカー」ではなく「GTカー」としての性格が強まっているようです。
シートの掛け心地も良好で、グランドツアラーとしての特性を際立たせています。
先代も時間とともに進化を遂げたことを思い出させる、技術の熟成を感じさせるモデルとなっています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/ba983cde098394b7824a905451e15d92fe4415d2
コメントでは、進化した日産フェアレディZに対するさまざまな意見が寄せられました。
特に、先代の初期型が比較的安価で手に入ることから、新型に600万円を支払うよりも賢い選択として先代モデルを考えている人が多かったです。
軽量化についても多くの意見があり、1350kg以下にすることが走行性能において絶対条件だと強調されていました。
デザインに関しては、初代やリファイン前の34モデルの方がカッコいいと感じる人もおり、個々の好みが分かれることが伺えました。
また、「技術の日産」としての評価もありましたが、経営やマーケティングには疑問を持つ声もありました。
新型フェアレディZに対する欲求は高いものの、発売初動の悪さや市場での見向きもされない状況に対する懸念も見受けられました。
その一方で、世界の名車と比較すると遅れを感じるとの意見もあり、全体的に新型への期待と不安が入り混じったコメントが多かったです。
ネットコメントを一部抜粋
先代の初期型は100万円切るヤツもある。
軽量化に知恵を絞らなきゃダメ。
エクステリアデザインはリファイン前の34の方がカッコいい。
技術の日産は技術の熟成がうまい日産ともいえる。
日産ヤバいけど、このクルマは欲しいなぁと思ってしまう。