全国の桜が老齢化し、桜まつり中止が相次ぐ。桜の保全策が急務に。
桜の老朽化が進む中、名古屋近郊の四日市市では、恒例の桜まつりが中止されました。
これは、桜の木が老いて倒木や落枝の危険があると診断されたためです。
海蔵川の桜並木は、約500本が1953年に植樹され、70年以上にわたり地域住民に親しまれてきましたが、樹木医の診断によると、4分の3が倒木の危険があるとされています。
桜は通常、苗木から30~40年は健康に成長しますが、50年を超えると健康を保つことが難しくなります。
昭和30年代から50年代にかけて全国に植えられたこれらの桜が老齢化し、各地で同様の問題が発生することが懸念されています。
越谷市でも、桜の老朽化が理由で桜まつりが中止され、再開の見通しが立っていません。
目黒川の桜も影響を受けており、最近の診断では、健全な状態とされる桜が大幅に減少し、老朽化が進んでいます。
目黒区では、桜の延命策として枝の剪定や土壌改良を行い、地域の桜を保全するプロジェクトを実施しています。
さらに、皇居の桜も半数が不良とされ、管理者は桜の保護に努めています。
桜の老齢化は、地域の風景や文化に影響を与える重大な問題であり、今後の対策が求められています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/9d700aa38e2f1dfda2a3ec9fe33302db25e500bc
桜の老齢化が進行し、多くの桜まつりが中止の危機にあるというニュースに対して、ネットのコメントでは様々な意見が寄せられました。
多くの人々が桜の老木の管理や植え替えの必要性について意見を述べており、特にソメイヨシノの寿命が短く、手入れが難しいことが強調されました。
コメントの中には、ソメイヨシノに代わるジンダイアケボノの植え替えが進んでいることに対する理解や、老木の手入れが難しい現状に対する同情が見られました。
また、老朽化が進む桜の景観が失われていることに対する懸念も多く、特に過去の美しい風景が感じられなくなってきているという声がありました。
さらに、行政の財源が減少している中での桜の管理の難しさも指摘されており、地域住民の協力が必要であるという意見もありました。
桜の老齢化は自然の一部であると認識しつつも、地域の文化や風情を守るための取り組みが求められていることが強調されました。
ネットコメントを一部抜粋
横浜の桜の名所、大岡川沿いのソメイヨシノも徐々にジンダイアケボノに植え替えられていました。
倒木のニュースが増えるようになる少し前から、桜の枝が大きく間引かれている場所を度々目にしてきました。
街路樹のソメイヨシノは植え込みが狭くて生育環境が良くない場所が多かったです。
ソメイヨシノは寿命が短いのと剪定が難しいという欠点があるから維持が大変でした。
老いて朽ちるのも自然ではあるけど、桜の老齢化は深刻でした。