コロンビア大学の韓国系女子大生チョンさんが反イスラエル・デモ参加を理由に国外追放の危機に直面。裁判所が拘束禁止を命じ、彼女の永住権が守られる見通し。
要約するとコロンビア大学の韓国系女子大生チョンさん(21)が、反イスラエル・デモに参加した理由で米国の移民当局から国外追放の危機に直面しています。
彼女は合法的に永住権を持っており、移民当局が拘束する理由が十分に立証されていないとの判断から、ニューヨーク南部連邦裁判所が「移民当局はチョンさんを拘束してはならない」と命じました。
この裁判所の決定により、チョンさんは拘束されることなく、移送されることも禁止されました。
裁判所は、チョンさんが地域社会に危険をもたらしたり、テロ組織と関わっていた証拠がないと説明しています。
チョンさんは、7歳の時に韓国から米国に移住し、高校を首席で卒業後、2021年に永住権を取得し、2022年にコロンビア大学に入学しました。
彼女は昨年から全米で広がった反イスラエル・デモに参加しており、3月5日にバーナード・カレッジでのデモ中に逮捕され、その後釈放されました。
トランプ政権下で移民税関捜査局(ICE)は、反イスラエル・デモに参加した学生に対して強硬な対応を取っており、チョンさんの永住権を取り消す通知を行い、学生寮を捜索しました。
チョンさんは、トランプ大統領を相手に拘束及び追放が不当であると訴訟を提起し、裁判所がこれを認めたことで、彼女の胸のつかえが取れたとのコメントを発表しました。
今後も移民当局が彼女を拘束しようとする動きが続く中、チョンさんの弁護人は、政府が引き続き彼女を狙っていると主張しています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/ca38ce73518b3a6f9ec283337ede7922a1e00cf2