HPEが次世代サーバー「ProLiant Gen12」を発表。セキュリティや電力効率を強化し、AIによる自動化も実現。2024年から新モデルが続々登場予定。
このサーバーは、1993年にCompaqが初代製品を発売した歴史あるブランドで、最新世代となるGen12は「AI最適化」モデルとしてGPUを搭載した「HPE ProLiant Compute DL384 Gen12」が2024年夏に、「HPE ProLiant Compute DL380a Gen12」が2024年晩秋に発表される予定です。
さらに、汎用的なラックマウントサーバー群も2025年に発表される計画で、TCOや電力最適化、高集約最適化、SMB/エッジ最適化モデルが含まれます。
加藤知子氏は、ProLiantの歴史を振り返り、PC技術のサーバー化やハードウェアRAIDの標準搭載など、業界初の取り組みを紹介しました。
Gen12の特徴として、セキュリティ、性能・電力効率、自動化の3つが挙げられ、特にセキュリティ面では新たに組み込まれた「Secure Enclave」が紹介されました。
これは独立したセキュリティプロセッサーで、システムを攻撃から守る役割を果たします。
性能面では、Gen10と比較して7:1の集約が可能で、電力コストの65%削減が期待されます。
また、AI関連の高負荷ワークロードに対応するため、液冷技術(DLC)が利用可能となり、データセンターの水冷シフトが加速する見込みです。
自動化では、AIによって強化されたクラウドベースの管理ツール「HPE Compute Ops Management」が導入され、エネルギーコストやCO2排出量の予測を行い、サステナビリティ目標の達成に寄与します。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/c5410fb494f8e251c33960aa36f699578824619e