独Isar Aerospaceの「Spectrum」ロケットが初打ち上げに失敗。ノルウェーからの民間ロケットとして期待されるも、制御を失い爆発。今後の影響は不明。
この打ち上げは、ロシアを除く欧州本土からの初の民間ロケットの打ち上げであり、期待が寄せられていたものの、残念ながら初回ミッションは失敗に終わりました。
Spectrumは全長約28メートルの小型から中型ロケットで、最大1トンのペイロードを地球低軌道(LEO)に投入する能力を持っています。
初の打ち上げでは、ロケットが打ち上げから数秒後に制御を失い、地面に落下し、大きな火球を上げて爆発する様子が確認されました。
異常の原因は未だ明らかになっていませんが、打ち上げ直後からロケットが回転していたことが報告されています。
今回の試験飛行ではペイロードは搭載されておらず、Isarは機体データの収集を目的としていました。
地上施設や管制施設には被害がなかったものの、Spectrumが軌道に到達しなかったことは大きな痛手です。
とはいえ、Isarはノルウェー宇宙庁との契約を結び、2028年までに北極海監視プログラム(AOS)の衛星を打ち上げる計画があることが報じられています。
また、日本のElevationSpace(仙台市青葉区)もIsarのロケットで宇宙環境利用・回収プラットフォーム「ELS-R100」シリーズの初号機「あおば」を打ち上げる契約を交わしています。
さらに、IsarはAirbus Defence and Spaceなどの在欧企業からも打ち上げ契約を獲得しているとのことです。
今回の打ち上げ失敗が今後のスケジュールにどのような影響を与えるかは不透明ですが、Isarは2018年にドイツ・ミュンヘン近郊で設立され、2024年6月にはシリーズCの延長ラウンドを実施し、累計資金調達金額は欧州民間宇宙企業として最大の4億ユーロ(625億円)を超える見込みです。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/868df0171da708b72b3e8164a7112eeddae0e261
独イーザーエアロスペースのスペクトラム初打ち上げは、残念ながら失敗に終わりました。
その結果、多くのユーザーがネット上で様々なコメントを寄せました。
コメントの中では、発射台の近くにロケットが落下した映像が話題となり、爆破信号が送られなかったのではないかとの疑問が浮かびました。
安全面において、予定軌道から外れた際には自動的に信号が送られるはずであり、その点に関しては多くの人が関心を持ったようです。
また、発射直後からロケットが左右に揺れ、姿勢が乱れている様子も指摘されました。
特に、中央から液体燃料が漏れているように見えたとのコメントもあり、技術的な課題が浮き彫りになりました。
さらに、あるコメントでは、ロシアのプロトンロケットの墜落と似たような状況であると指摘され、技術の進歩に対する期待と不安が入り混じっていることが感じられました。
全体的に、ドイツの宇宙開発に対する期待が高まる一方で、今回の失敗に対する残念な気持ちも多くの人々の心に残ったようです。
ネットコメントを一部抜粋
映像を見ると、発射台のすぐそば(一応海上)に落下したけど、爆破信号は送られなかったのかな?
発射直後から左右にフラフラ揺れて姿勢が乱れてますね。
最後は中央から液体燃料(?)が漏れているようにも見えました。
姿勢制御センサーを逆につけて墜落したロシアのプロトンロケットと似たような墜落の仕方なんよなぁ。
ドイツもレベルが落ちた!残念。