ポスコグループがインドと米国で現地製鉄所を建設する方針を発表。競争力維持のため、銑鉄から半製品を生産する投資を加速する。
要約するとポスコグループの張仁和会長は、インドと米国での現地製鉄所建設を加速する方針を示しました。
これは、グローバルな鉄鋼市場における貿易障壁の高まりを背景に、競争力を維持するための戦略です。
張会長は、創立57周年を迎えるにあたり、記念演説で「完結型投資」の重要性を強調しました。
この投資形態は、銑鉄を現地で取り出し、半製品を生産することを意味します。
ポスコは昨年、インドのJSWグループと製鉄所建設のための了解覚書を締結し、今年は米国でも製鉄所投資を検討中です。
これらの国々は、韓国の鉄鋼輸出において重要な市場であり、昨年はそれぞれ305万2000トンと276万6000トンを輸出しました。
また、米国では輸入鉄鋼に25%の関税が課され、インドでは12%の臨時関税が提案されるなど、貿易環境が厳しくなっています。
張会長は、ポスコの成長の背後には労使間の信頼文化があり、創業世代からのポスコ精神を継承し、持続可能な未来に向けて進むことの重要性を訴えました。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/6067338b57601381e5d71557f8945b6d89178dc5