井村屋グループの新アップサイクルセンターの開設とその意義

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井村屋グループがアップサイクルセンターを設立し、食品ロス削減と環境配慮を強化。パウダー化した副産物を菓子に再利用する新たな取り組みが始まる。

要約すると井村屋グループは、環境への配慮を強化するため、三重県津市の本社工場内にアップサイクルセンターを新たに竣工しました。

このセンターは、豆腐製造時に出るおからや、あずき製品の製造時に発生する皮などの副産物をパウダー化し、菓子などに再利用することを目的としています。

この取り組みは、食品ロスの削減に寄与し、消費者に対して環境に配慮した企業であることをアピールするものです。

井村屋グループは、2001年から「ゼロエミッション」への取り組みを進めており、CO2削減に向けたバイオマスボイラーの導入などを行っています。

毎年、井村屋では約3600トンの食品ロスが発生しており、その中で小豆の副産物が約1400トン、おからやカステラの切れ端がそれぞれ約200トンに上ります。

これまでも、おからを冷凍した「雪花菜」などの食品への活用を進めてきたほか、肥料や飼料としての再利用も行っています。

新設されたアップサイクルセンターでは、旧冷凍菓子工場を刷新し、蒸気を使った乾燥機と気流粉砕機を導入しました。

これにより、おからやあずきの副産物を乾燥・粉砕してパウダー化し、井村屋の既存製品への活用や業務用での販売を行います。

また、センターの2階ではアップサイクル商品への加工・包装も行う予定です。

冷凍おから「雪花菜」もこのセンターに移管され、引き続き販売される予定です。

現在、あずきやおからのパウダーを使ったクッキーや、カステラの切れ端を使用した洋菓子・ラムボールの開発が進められており、オンラインショップやコンビニ、本社工場の直売所での販売も計画されています。

さらに、保水力のあるパウダーを利用して、来年の秋冬を目指して肉まんの皮などへの利用も検討されています。

参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/2ffca71f365c439d03cdc13e26be5ad34db79bde

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