テスラが2023年1~3月期の販売台数で創業以来最大の落ち込みを記録し、イーロン・マスクCEOへの反発や競争激化が影響。抗議デモも発生し、消費者の購入意欲が低下しています。
販売台数は33万6681台で、前年同期よりも5万台減少し、ここ3年間で最も少ない結果となりました。
この減少の背景には、イーロン・マスクCEOへの反発や業界内での競争激化があり、これにより製品の需要が大幅に減少したとされています。
また、テスラのショールーム外では抗議デモが行われ、参加者はマスク氏の行動やトランプ政権の政策に対する不満を表明しました。
デモの影響で、一部のテスラの施設や充電ステーションが破壊され、消費者の購入意欲が損なわれる事態にもなっています。
テスラは販売報告の声明で抗議行動については触れませんでしたが、今回の販売減少は同社にとって衝撃的な結果です。
テスラはこれまで、ほぼ全ての四半期で前年同期比20%から100%の販売増を記録しており、この成長が株価を押し上げていました。
しかし、昨年の年間販売台数が初めて前年割れを記録した後、今回の結果はさらに厳しいもので、アナリストたちもテスラの販売台数が35万台になると予想していたものの、実際はそれを下回る結果となりました。
ウェドブッシュ証券のアナリスト、ダン・アイブス氏は、マスク氏がテスラに与えている影響を指摘し、ブランドの危機に対処するための正念場が続くとの見解を示しています。
最近の世論調査では、マスク氏を好意的に評価する米国人は35%、否定的に評価する人は53%に達しており、彼のブランドイメージの回復が急務とされています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/e0083c1fd1f61d7ff06b906577eaff0fa15d3361
テスラの販売台数が大幅に減少したことに関するコメントには、さまざまな意見が寄せられていました。
多くの人がテスラの株価が280ドルである一方、アナリストの予想が160ドルであることに注目し、BYDの新しい車種が安価かつ高性能であることから、将来的にはアメリカでBYDを選ぶ人が増えるのではないかという懸念が表明されていました。
また、テスラの株価が急反発したとの報道もあり、イーロン・マスク氏のDOGE退任に関する噂が影響しているのではないかという意見もありました。
しかし、経営破綻の可能性については否定的な見解もありました。
さらに、ブランドイメージの低下がテスラに与えたダメージは大きいとし、株主やオーナーが損害賠償を求めるべきだという意見もありました。
過去の過大評価が影響しているとの指摘もあり、消費者がテスラ車を選ばなくなる可能性についての懸念が広がっていました。
特に、モデルチェンジによる買い控えが影響しているとの意見もあり、倒産の危機を感じる声も少なくありませんでした。
全体として、テスラの将来について不安を感じるコメントが多く見受けられました。