北朝鮮が平壌で6年ぶりに国際マラソンを開催。約200人の外国人が参加し、地元との交流を楽しむ。新型コロナ後の観光再開の一環。
このマラソンは1981年に始まり、毎年4月に開催される伝統的なイベントであり、建国の指導者である金日成主席の誕生日を祝う意味も持っています。
前回の2019年大会では950人の外国人が参加しましたが、その翌年から新型コロナウイルスの影響で国境が封鎖され、外国人の入国が厳しく制限されていました。
最近になって、北朝鮮はロシア人観光客に限り、平壌への訪問を許可するようになりましたが、外国からの参加者はツアーグループの一員として入国する必要がありました。
今回のマラソンは、中国の旅行会社「高麗ツアーズ」が主催し、2195ユーロ(約35万円)のツアーパッケージが提供されました。
このツアーでは、平壌マラソンを通じて地元の人々と交流する機会が強調されていました。
マラソンコースには、金日成競技場や凱旋門、未来科学者通りなどの名所が含まれ、参加者たちはこれらの場所を駆け抜けました。
大会の様子はSNSで多くの写真がシェアされ、金日成競技場は観客で賑わい、歓声が上がる中、参加者たちが走る姿が見受けられました。
北朝鮮人ランナーの一人、パク・クムドンさんは、疲れを感じるたびに国民の応援が支えになったと語り、国の結束を感じる瞬間を共有しました。
なお、競技結果については公式に発表されていないため、参加者たちのパフォーマンスに関する詳細は不明です。
北朝鮮は2023年半ばから新型コロナ関連の制限を緩和し始め、観光客の受け入れを再開しつつありますが、依然として厳しい入国規制が続いている状況です。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/829216e105dc5c8aab23f29966f01544c84471b3
北朝鮮での国際マラソン開催に関するコメントは、参加者への興味や懸念が交錯していました。
多くの人々は、実際に北朝鮮を訪れることには躊躇するものの、その独特な状況や内情を知りたいという好奇心を抱いていました。
「怖いもの見たさ」という表現が示すように、現地のレポートを期待する声もありましたが、深入りすることへの不安も強く感じられました。
さらに、マラソン中に銅像や写真に一礼することが義務付けられているのではないかというユーモアを交えたコメントもあり、参加者がどのような経験をするのかに対する興味が伺えました。
治安の良さについての意見もあり、北朝鮮が外国人にとって比較的安全な場所であるとの見解が示されましたが、他方で「行く人がいるのか」といった疑問も浮かび上がりました。
また、「安くてお得なツアー」との評価もあり、参加者がどのような動機で訪れるのかに関心が寄せられていました。
全体として、北朝鮮でのマラソン開催は、参加者の安全や現地の文化に対する複雑な感情を引き起こしていたことが分かります。
ネットコメントを一部抜粋
実際に行きたくはないけど、怖いもの見たさとか内情を知りたい気持ちはある。
マラソンしてても銅像や写真には一礼をすること!が義務付けられてそう。
よく行くなぁ…が率直にの感想です。
これは安くてお得なツアーだな。
北朝鮮は外国人にとって治安の良さは世界屈指。