AGCは2024年の業績予想を据え置き、過去最大の赤字を見込む。CDMO事業の減損損失や中国からの在庫流入が影響している。
この赤字の主な要因は、上期に発生したバイオ医薬品開発製造受託(CDMO)事業における減損損失です。
特に、米国においてこのCDMO事業での人員削減や固定費の削減が行われており、収益改善に向けた施策が進められています。
AGCの宮地伸二副社長は、これらの施策の効果が第2四半期を底にして第3四半期から徐々に現れると予測しています。
具体的には、2024年1―9月期の連結決算では、当期損益が1064億円の赤字となり、前年同期の575億円の黒字から大きく悪化しました。
さらに、化学品セグメントの営業利益も前年同期比で減少しました。
この背景には、中国からの余剰在庫の流入が影響しており、これによりカセイソーダや塩化ビニル樹脂の販売価格が下落しています。
AGCは今後の業績回復に向けた努力を続けるとともに、業界全体の動向にも注視していく必要があります。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/f678c5219f7f4affacc427acc5c0d9fd0a71f9a0
AGCが過去最大の赤字を見込んだことに対して、ネット上では多くの意見が寄せられていました。
特に、建材や自動車向けの板ガラス事業が技術的に成熟しており、利益を上げるのが難しいという指摘がありました。
液晶テレビの普及時にはガラス基板が高く売れていたものの、中国勢の参入による供給過多で価格競争が激化し、最終製品の値崩れが企業に影響を及ぼしたとのことです。
また、米国のAGCバイオロジクスがFDAの査察で多くの問題点を指摘されたことも、今後の稼働に影響を与えると懸念されていました。
このような背景から、企業名を「AGC」に変更したことや、その認知度向上のための広告宣伝費の無駄遣いについても多くの意見がありました。
特に、旭硝子という伝統ある名前に戻すべきだという意見が目立ちました。
さらに、企業の採用活動に対する不満や、CMの効果に疑問を持つコメントも見受けられました。
株を保有している人々からは、今後の株価の暴落や配当金に対する不安の声も上がっていました。
全体として、AGCの経営方針や広告戦略に対する批判が多く、企業の将来を心配する意見が目立っていたようです。
ネットコメントを一部抜粋
建材や自動車向け板ガラス事業は、技術的には枯れていて儲からない。
米国にあるAGCバイオロジクスは米国FDAの査察で問題点を指摘されていた。
AGCの企業名を普及させるための広告宣伝費に無駄な金を使っているのではないか。
CMにお金掛けている場合ではないという意見があった。
株を持っている親がいるが、暴落が必至だと心配していた。