京都市でのセミナーでギャンブル依存症の問題が議論され、支援の重要性が強調された。44歳男性が自身の体験を語り、依存症からの回復の道を示した。
特に、ドジャースの大谷翔平選手の元通訳である水原一平被告の有罪判決を受けて、ギャンブル依存症が再び注目を集めている。
近年、スマートフォンの普及により、競馬や競輪、オンラインカジノなどへのアクセスが容易になり、短期間で多額の借金を抱える人が増加している。
これに伴い、相談件数も急増している。
セミナーでは、支援者が「必ず解決法はあるので抱え込まないで」と参加者に呼びかけた。
44歳の男性は、自身の経験を語り、22歳でパチスロにはまり、借金が生活を破綻させたことを告白した。
彼は、家族や恋人に嘘をつくようになり、生活がパチスロ中心になってしまった。
自責の念から引きこもり、母の勧めで依存症の回復施設に通い、仲間の姿を見て立ち直るきっかけを得た。
彼は自ら「ギャンブル依存症当事者の会京都」を設立し、現在は支援する側に回っている。
水原被告の問題以降、相談件数は2倍近くに増え、特にオンラインでのギャンブルが若者に与える影響が懸念されている。
男性は、相談が少ない理由として、当事者とその家族の認識の違いを挙げ、自分たちの発信の重要性を強調した。
また、田中紀子代表は、家族が借金の肩代わりをすることの危険性を指摘し、当事者が自らの問題に気づくことが回復の第一歩であると述べた。
このように、ギャンブル依存症に対する理解と支援の必要性が改めて認識されている。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/e1d62c17aba8c0533fb1f776ac1f622c689c511f
ギャンブル依存症に関するコメントでは、依存症がもたらす影響や回復の道に関する多様な意見が寄せられていました。
多くの人が自らの経験を通じて、依存症の厳しさや、家族の支援が逆効果になることを実感していました。
特に、家族が借金を肩代わりすることが依存症者の誤学習を助長する危険性についての意見が多く見られました。
あるコメントでは、依存症者が孤独感を抱え、互助会の存在が心の支えになるという意見もあり、支援のあり方について考えさせられました。
また、立ち直りの可能性を感じたエピソードもあり、特に新たな目標や趣味を持つことでギャンブルから離れられたという声がありました。
自己管理の重要性についても多くのコメントがあり、負けを前提に予算を決めることや、少額での勝ちで満足することが推奨されていました。
ギャンブルの楽しさとリスクについては、依存症の危険性を認識しつつも、娯楽として楽しむことができるという意見もありました。
最後に、ギャンブル依存症は自己管理の欠如が原因であるという見解もあり、依存症の理解が深まる議論が展開されていました。
ネットコメントを一部抜粋
家族が尻ぬぐいをすると依存症者は誤学習するだけですね。
父は競輪にはまり、借金が数百万に達しました。
ギャンブル以外に打ち込めることができれば、優先度が下がるかもしれません。
ギャンブルは生活に支障がない金額でやめることが大事です。
ギャンブル依存症は自己管理ができないことが原因だと思います。