レノボがF1のテクノロジーを支え、ファン体験の向上を目指す取り組みについて解説。2025年からはグローバル・パートナーに昇格し、さまざまな技術を提供。日本市場でのブランド認知向上も狙う。
レノボは2022年からF1のオフィシャル・パートナーとして、テクノロジーを提供しており、2025年からはグローバル・パートナーに昇格する。
これに伴い、子会社のモトローラもスマートフォン・パートナーとして参加する。
記者発表会では、レノボのLara Rodini氏がF1とのパートナーシップについて詳しく説明。
F1は技術的に進んだスポーツであり、テクノロジーの力がオペレーションやファン体験の向上に寄与していると述べた。
レノボの技術は、全世界への映像中継や配信に大きく貢献しており、特に日本では「DAZN」や「フジテレビNEXT ライブ・プレミアム」で視聴可能だ。
F1のレースでは、500TBものデータが扱われ、28台のカメラや150台のマイクが使用されている。
これらのデータは、会場内のETC(Event Technology Center)で集約され、レノボが提供する機材を使って処理される。
ETCからのデータは、イギリスのMTC(Media and Technology Center)に送信され、全世界に配信される。
レノボの協力により、物理的なワークステーションを削減し、コンパクトなシステムを構築できた。
また、現場のトラブルに迅速に対応できる体制も整っている。
レノボは、ノートPC「ThinkPad」やワークステーション「ThinkStation」、エッジデバイス「ThinkEdge」、サーバー向けの「ThinkAgile」など、多様な製品を提供している。
さらに、AI導入支援の「AIファストスタート」も展開しており、17億のファンに向けた機器提供が重要な役割を果たしている。
日本市場がレノボにとって重要であることから、F1との提携を通じてブランド認知の向上を狙っている。
今後もデジタル変革やサステナビリティに注力する方針だ。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/0cc02cd7b7dee46074b7c7785db927d17046ede1