東京株式市場は急反発し、日経平均株価が一時2千円超上昇。トランプ氏の関税政策が影響する一方で、米中貿易摩擦の懸念は依然として残る。
要約すると2023年10月10日の東京証券取引所は、急反発の動きを見せ、日経平均株価は前日比607円18銭高の3万2321円21銭で始まり、一時は2千円を超える上昇幅を記録しました。
この背景には、トランプ米政権が発表した「相互関税」の上乗せ分を90日間停止するというニュースがあり、これにより世界経済の減速懸念が和らいだことが挙げられます。
前日の米国株式市場では、ダウ工業株30種平均が急騰し、史上最大の上昇幅を記録し、4営業日ぶりに4万ドル台を回復しました。
これに伴い、東京市場でも同様の流れが続いています。
しかし、株式市場の回復は一時的なものかもしれません。
外国為替市場では、円がドルに対して急落し、午前9時時点で1ドル=147円台前半に達しました。
これは、前日夜に一時143円台と約半年ぶりの円高水準を記録したことからの急変です。
また、景気回復期待から原油価格も上昇傾向にあります。
しかし、米政権は中国に対する追加関税を125%に引き上げると発表しており、中国も対抗姿勢を示しています。
このため、米中貿易摩擦の懸念は依然として強く、市場の緊張感が完全に解消されたわけではありません。
全体として、東京株式市場は一時的な好材料に反応して急上昇しましたが、長期的な視点では依然として不透明な状況が続いています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/5e3003f0ea15b578c77d37fa279ddc00561ed28d