auは新たに衛星通信サービス「au Starlink Direct」を開始。空が見える環境で、圏外でもテキストメッセージや災害情報の受信が可能になります。利用は当面無料で、特に通信が不十分な地域での活用が期待されています。
このサービスは、米SpaceXが運営する通信衛星ネットワーク「Starlink」との直接通信を実現し、auのスマートフォンが圏外でも利用できるようになります。
対象となるのは、au契約のユーザーで、Samsung Galaxyシリーズの全20機種が対応しています。
具体的には、空が見える環境下であれば、テキストメッセージの送受信、位置情報の共有、緊急地震速報、津波警報、Jアラートなどの災害情報を受信することが可能です。
このサービスは、災害時や通信インフラが不十分な地域での通信確保を目的としており、特に山間部や島しょ部、海上、キャンプ場など、従来の通信網が届きにくい場所での利用が期待されています。
現在、auの人口カバー率は99.9%に達していますが、総務省の調査によると日本全体の面積カバー率は約60%にとどまっており、これを補う形で新たな通信手段を提供する狙いがあります。
サービス開始時点では、利用は当面無料となっており、ユーザーにとっては非常に魅力的な選択肢となるでしょう。
対応機種には、フラッグシップの「Galaxy S25」や「S25 Ultra」、折りたたみモデルの「Z Fold6」「Z Flip6」、さらにはミッドレンジの「A55 5G」や「A25 5G」も含まれています。
この新たなサービスにより、通信の選択肢が広がることが期待されています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/6262abc7c023fa7e2d78f9935f469e78f528af1d