中国がレアアースの輸出を事実上停止し、トランプ米政権への報復措置とされる。これにより、海外でのレアアース不足のリスクが高まっている。
この措置は、トランプ米政権による対中圧力への報復と見られており、輸出業者はいつ輸出許可を得られるか不透明な状況にある。
中国商務省は、サマリウム、ガドリニウム、テルビウム、ジスプロシウム、ルテチウム、スカンジウム、イットリウムの7種類を即日施行の対象とし、輸出には政府への許可申請が必要となった。
これにより、海外でのレアアース不足のリスクが高まっている。
特に、ジスプロシウムは電気自動車（EV）に使用される高性能磁石に利用されるため、現代の産業にとって戦略的に重要な資源である。
米地質調査所（USGS）によると、中国は2024年には世界全体のレアアース生産量の約70%を占める見込みである。
昨年10月には「レアアース管理条例」を施行し、国家の管理を強化しており、米国との対立を考慮した囲い込みを進めている。
中国政府は今後、追加関税以外の手段で米国に対する報復を示唆しており、圧倒的な世界シェアを誇るレアアースを武器として利用する意向がある。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/ed68066af6ce9525516146aa41a5ac4238229f7a
コメントの中では、中国がレアアースの輸出を停止することで、アメリカの製造業に与える影響が懸念されていました。
特に、アメリカ国内での製造コストや環境規制が影響し、企業が製造拠点を他国に移す可能性があるとの意見がありました。
また、トランプ政権が製造業の振興を掲げている一方で、実際にはアメリカ製品が世界から取り残される危険性が指摘されていました。
さらに、中国がレアアースを戦略物資として備蓄していることに対し、アメリカがその依存から脱却する必要性が強調されていました。
トランプ政権の政策が経済や金融を無視しているとの批判もあり、これが国際的な経済にどのような影響を及ぼすかが懸念されていました。
自由貿易のルールに対する意見も多く、トランプの政策が他国に悪影響を及ぼす可能性があるとの見解がありました。
最後に、両国の対立がどのように収束するのか不安視されており、依存先の多様化やリスク管理の重要性が述べられていました。
ネットコメントを一部抜粋
レアアースは世界中に存在する。
アメリカの製造業もアメリカを出て行くのを考えるでしょう。
中国がこの手を使うのは、まだ早いというか使ってもいいが、相手を選んで有効に使う方がよいと思う。
トランプに圧力掛けるネタのある中国は羨ましい。
何事も依存先を多様にしておかないと、足元を見られる。