東京メトロが有楽町線と南北線の延伸工事を開始。豊洲～住吉間、品川～白金高輪間のアクセス改善を目指し、2030年代半ばの開業を予定。
要約すると東京メトロは、2023年10月5日に有楽町線と南北線の延伸事業に着手したことを発表しました。
このプロジェクトは、東京都からの年計画決定に基づいており、具体的には有楽町線が豊洲から住吉までの4.8キロメートル、南北線が品川から白金高輪までの2.5キロメートルを対象としています。
有楽町線の延伸工事は、約2690億円の総建設費が見込まれており、住吉駅では都営新宿線とメトロ半蔵門線との接続が可能になります。
これにより、東東京や東京北部、千葉県、さらには臨海副都心とのアクセスが改善され、豊洲から住吉までの所要時間は現在の約20分から約9分に短縮される見込みです。
一方、南北線の延伸工事には約1310億円がかかる予定で、品川から白金高輪間のアクセスが向上します。
この延伸により、リニア中央新幹線の始発駅である品川や羽田空港へのアクセスが便利になり、品川から六本木一丁目までの移動時間が約19分から約9分に短縮されることが期待されています。
どちらの路線も2030年代半ばの開業を目指しており、東京メトロにとっては未来の成長戦略の一環として位置付けられています。
この延伸により、地下鉄ネットワークの強化が図られ、臨海部と都心部の利便性が向上し、沿線地域の活性化や東京圏の国際競争力の強化に寄与することが見込まれています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/ac767c95f4ed0e0bebe1755aec64f1e1f1b74d3f