多和田葉子と高瀬アキが早稲田大学で海外創作の魅力を語るトークイベントが開催され、大きな反響を呼びました。
要約すると10月23日に早稲田大学国際文学館で開催されたトークライブ「海外で創作/演奏するということ」では、国際的に評価される作家・多和田葉子氏とジャズピアニスト・高瀬アキ氏が登壇し、海外での創作活動に関する思いを語り合いました。
このイベントは、村上春樹ライブラリーの3周年を祝うもので、早稲田大学の教授でドイツ文学者の松永美穂氏が司会を務めました。
多和田氏は日本語とドイツ語の二言語で創作を行い、高瀬氏はヨーロッパのジャズシーンで活躍するアーティストとして、各々の海外生活や文化体験について深く掘り下げました。
高瀬氏は、初めての海外経験を1970年代のニューヨークでのレコーディングとし、その自由な文化に圧倒されたことを振り返りました。
特に、家の広さに驚いたエピソードが印象的で、異なる文化の中での生活の違いを感じたと語りました。
一方、多和田氏は早稲田大学在学中にシベリア鉄道を使ってソ連を訪れた経験を話し、文化との直接的な接触がもたらした感動や、異文化の衝撃について語りました。
彼女は、異国の地での体験が自分自身を一部として感じさせ、瞑想的な印象を与えたことを強調しました。
こうした体験は、創作活動においても重要な影響を与えていると述べ、海外での生活がいかに自らの表現に深く関わっているかを示しました。
イベントでは、両者の貴重な経験が共有され、参加者にとっても多くの学びがあったことでしょう。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/993936001709a27044c483825bff98c1af4809d5