NASAの宇宙飛行士が地球帰還後の再順応について語り、座ることの苦労を明かしました。230日間の宇宙生活の影響を受け、身体が硬い椅子に適応できない様子が印象的です。
8日に行われた記者会見では、彼らが国際宇宙ステーション(ISS)で230日以上過ごした後、地球での生活に再順応するための取り組みについて語りました。
会見には、クルードラゴンの船長マシュー・ドミニク氏を含む3人の飛行士が出席し、宇宙から戻った後の身体的な変化や苦労を共有しました。
ドミニク氏は、宇宙では硬い椅子に座ることがなかったため、地球ではその座り心地の悪さに悩まされていると述べました。
特に、久しぶりに硬い椅子に座った際には、体が不快に感じ、家族と庭で夕食を取る際にはタオルを敷いて横にならなければ会話が続けられなかったと冗談交じりに話しました。
また、エップス氏は地球の重力や物の重さに驚いており、日々運動することで再順応を目指していると述べました。
4人目の乗組員であるロシアのアレクサンダー・グレベンキン氏は、移動のスケジュールのため会見には不参加でしたが、全員が無事に帰還したことが強調されました。
NASAによると、宇宙からの帰還は予定通りに行われ、着水時には笑顔で手を振る姿が映し出されました。
飛行士たちは、宇宙での経験がもたらす身体的な影響についての理解を深めながら、地球での新たな生活に挑んでいます。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/a16dd7c7411491f52ff10c27dc4710614e7dbb13
宇宙飛行士が地球に帰還後の再順応に関するコメントには、無重力環境が身体に与える影響や、地球での生活に戻る際の苦労が多く語られていました。
宇宙での長期間の滞在によって、筋力や骨密度が大幅に低下し、地球の重力に適応するためにはリハビリが必要であることが強調されていました。
特に、無重力状態が続くと、姿勢を維持するために重要な「前庭系」が影響を受け、地球に戻った際には座ることすら困難になることがあると指摘されていました。
また、宇宙飛行士は帰還後に日常生活の些細な動作にさえ苦労し、運動を通じて身体を慣らさなければならないという現実もありました。
さらに、無重力環境での身体の変化は、宇宙飛行士だけでなく、他の職業にも影響を及ぼす可能性があることが示唆されていました。
これらのコメントから、宇宙飛行士の生活がどれほど過酷であるか、またその影響がどのように広がっているかが理解できました。
ネットコメントを一部抜粋
宇宙から還った飛行士が、また地球での生活に順応するのは、予想以上に大変そうだと思いました。
長い間、宇宙にいると、硬い椅子に座るのが辛いとか、日常のちょっとしたことが出来なくなるんだなと思った。
人間立っているより座っている時の方が楽に感じるものですが、宇宙から帰ってきたら重力が存在するだけで色々と感じるものが異なるのだと思います。
無重力だと筋力が低下し、骨がスカスカに。
やはり宇宙に長期滞在するには人工重力は必須なんですね。