JR西日本が尼崎脱線事故車両の保存施設を一般公開しない方針を発表。遺族の意見を踏まえた慎重な対応を強調。
この発表は、9日に兵庫県宝塚市で開かれた遺族向けの説明会で行われ、長谷川一明社長が記者会見で詳細を説明しました。
長谷川社長は、遺族の中にはSNSなどを通じて事故車両の扱いについて不安を抱く声がある一方で、公開を希望する意見もあったことを明らかにしました。
将来的な公開の可能性については明言を避けつつ、配慮を示しました。
保存施設は大阪府吹田市のJR西社員研修センター内に建設中で、来年末ごろの完成を目指しています。
この施設には献花・焼香台が設けられ、遺族や被害者の要望に応じて案内が行われる予定です。
JR西日本は、事故の記憶を大切にしつつ、遺族の感情に配慮した形での保存を進める意向を示しています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/89fdcacb8c9408285e630d0dc1c2673976c9e909
JR西日本が尼崎脱線事故車両の公開方針を発表した際、ネット上では多くのコメントが寄せられました。
コメントの中で特に多かったのは、遺族への配慮や事故の教訓を生かすための意見でした。
一般公開には反対する声が多く、事故を見世物として扱うことに対する懸念が表明されました。
亡くなった方々の遺族の気持ちを尊重し、事故車両を一般公開することは避けるべきだとの意見が多く見受けられました。
また、事故の風化を防ぐために、教育的な目的での利用が望ましいとの意見もありました。
事故車両を見学することで、鉄道関係者や学生が安全運転の重要性を学ぶ機会を持つことは大切だが、一般人に対しては公開する必要はないとの考えが強調されました。
さらに、SNSでの無神経な行動や、興味本位での見学を懸念する声もありました。
事故の教訓を生かすためには、一般公開ではなく、関係者や遺族の意向を優先する形での展示が望ましいとの意見が多かったです。
ネットコメントを一部抜粋
あの事故の時、あの路線で通勤していました。
亡くなった方々の遺族からしたら”興味本位の観光地化”されるのが一番嫌でしょう。
一般の人が見れる場所に事故を風化させない事を目的とした展示があってもいいかなとは思います。
遺族の意思を尊重しての判断だと思います。
事故が起きた日だけを慰霊の日と定め、希望者を厳格に審査して特定の人だけに見学させた方が望ましい。