横田めぐみさんの拉致から47年、母の早紀江さんが政府に早期の進展を求める会見を行い、切実な思いを語りました。
要約すると横田めぐみさんが北朝鮮に拉致されてから、今年の11月15日で47年が経過します。
これを前に、母の早紀江さん（88）が12日、川崎市で報道陣に対して会見を行い、「言いようのないいらだちがある」と述べ、政府に対して早期の事態進展を強く求めました。
めぐみさんは、昭和52年11月15日、新潟市内の中学校から帰宅途中に北朝鮮の工作員に拉致されました。
早紀江さんは、当時自宅近くの日本海の浜辺で「めぐみちゃん、どこへ行ったの」と叫びながら歩き回ったことを回想し、その浜辺には「感覚的に近づきたくない」と語りました。
47年という長い年月が経過したことに対して、「信じられない。
人の人生といってもいいような長い時間だ」と嘆息し、夫の滋さんが令和2年に亡くなったことも触れました。
自身も高齢になり、体力の衰えを感じているとしながらも、「自分が元気で待っていてあげないといけない」との思いが支えになっていると述べました。
また、石破茂首相は拉致問題を「人道問題、国家主権の侵害」とし、政権の最重要課題として位置付けています。
早紀江さんは「私に残された命の時間は長くはない。
一刻も早く救出を実現させてほしい」と強く訴えました。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/ed1bbfe3a3126e60440ee3ed8ebc0ec3e80fc3bb