石破首相が防災省の新設を提唱。頻発する天災に対処するため、組織の一元化が求められている。財政支援や強力なリーダーシップが鍵となる。
日本は頻発する天災に直面しており、平時の防災から災害後の復旧・復興までを一元的に管理する組織の必要性が高まっている。
特に南海トラフ地震や首都直下地震の危険性が指摘され、専門家は想像を絶する事態が発生する可能性を警告している。
このような状況下で、石破首相は「事前対策」に重きを置く新しい組織の設立を目指しているが、その実現には財政的な支援が不可欠である。
過去の震災後の復旧・復興予算を巡る議論を振り返ると、財務省の消極的な姿勢が問題視されており、石破氏は「倍は出させてやる」と発言している。
近年の能登半島地震では死者が400人を超えるなど、災害の影響は深刻であり、首相としての覚悟が試されている。
石破氏は自身のブログで、避難所の被災者からの声を紹介し、各省庁がたらい回しにされる現状を批判。
内閣府防災担当の職員数が少なく、災害発生時の対応がパンク寸前であることを指摘した。
また、各省庁からの出向者が多いため、知識や経験の蓄積が難しい現状も問題視している。
これらの課題を一気に解決するための司令塔として、防災省の設立が期待されている。
政府は令和8年度中に「防災庁」を設立する計画を進めており、準備室を11月1日に新設する予定である。
しかし、石破氏は「防災省は巨大な官庁ではない」とも述べており、予算や人員を確保できるかどうかが重要なポイントとなりそうだ。
首相の強いリーダーシップが求められる中、今後の動向に注目が集まっている。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/838a029d4c4948673042166a259a9567e5aff190
コメントの中で、石破首相の防災省構想に対して多くの意見が寄せられました。
まず、現在進行中の災害に対する具体的な支援が優先されるべきだとの声がありました。
特に能登の被災地への手当が不十分であるとし、補正予算の組み方に対する要望が強調されました。
次に、防災省を設立すること自体に対する懸念が示され、何を目的とするのか明確にする必要があるという意見がありました。
阪神大震災や東北大震災の教訓を生かし、具体的なリスクを見積もることが重要だと考えられていました。
さらに、新設の省庁に必要な人材の確保が難しいとの指摘もあり、他の省庁からの転籍が実現しにくいことが懸念されました。
また、既存の省庁との利権争いが生じる可能性も指摘され、防災省が実効性を持つためには多くの課題があることが浮き彫りになりました。
最後に、災害対策が金目当てに見えるとの冷静な意見もあり、財務省の影響力が強い限り、実現が難しいとの見解が示されていました。
このように、コメントからは防災省の構想に対する慎重な姿勢と、実際の災害対策に対する切実なニーズが感じられました。
ネットコメントを一部抜粋
防災省と言う箱を作る前に、まずは能登の被災地に十分な手当をしてあげたらどうか。
防災省を作ることありきで話を進めているところに危険性を感じます。
肝心の人材をどこから持ってくるつもりなんでしょうか。
既存行政機関の既得権益を侵すから、絶対実現できないよな。
備えるには地方分散し高台移転しかない。