日産レパード280X・SF-Lは1980年に登場した高級パーソナルカーで、6ライトウインドウを特徴とし、革新的な技術とデザインを採用。快適性装備も充実し、昭和の名車としてその存在感を示した。
これは昭和30年から55年(1955年~1980年)の名車を紹介する連載の最終回に位置づけられる。
レパードは、すでに成功を収めていたシルビアに続くモデルとして、ユーザーに新たな選択肢を提供した。
異形ヘッドライトを搭載したレパードと、角形4灯ヘッドライトのレパードTR-X(トライエックス)が販売されたが、基本的には同じモデルである。
初代レパードは、4ドアボディが大勢を占めており、エクステリアデザインは柔らかい曲線とシャープな直線を融合させてダイナミックな印象を与えている。
特に、スラント角26.5度のノーズと大型エアダムを採用し、空力特性においても優れたCd値0.37を達成した。
ボディには高張力鋼板を大量に使用し、樹脂部品も多用することで軽量化を図っている。
また、防錆対策としてカチオン電着塗装や亜鉛メッキ鋼板も採用されている。
インテリアでは、世界初のマルチ電子メーターやドライブコンピューターが搭載され、快適性を追求した装備が充実している。
特に、オートボリュームコントロールによるスーパークオリティサウンドシステムや、国産車初のオートレベライザーが特徴で、乗車人数や荷物に応じて車高を一定に保つ革新性も持ち合わせている。
このように、日産レパード280X・SF-Lは、昭和の名車としてその存在感を示し、当時の自動車技術を象徴するモデルとなった。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/de726716fcb5b51a4eb27aaeb8d10e7f2da7c48c
日産レパード280X・SF-Lに関するコメントでは、当時の魅力的なデザインや内装の高級感が多くの人々に評価されていました。
特に、ワインレッドの色合いやブラウン系の内装は、昔の高級感を思い起こさせるものでした。
しかし、トヨタのソアラとの競争においては、販売面で劣位にあったという意見が多かったです。
特に、レパードはソアラに比べて新技術の投入が少なく、従来の技術を多用した印象が強いとの指摘がありました。
このため、ソアラの人気に押され、販売が振るわなかったという意見が多数寄せられていました。
さらに、エンジン性能に関しても、レパードのエンジンは非力で燃費が悪いという声があり、これがユーザーの不満を招いたようです。
また、デザインや機能面では評価される部分もあったものの、全体的に見るとトヨタに軍配が上がるとの見解が多く、日産の技術力やイメージ戦略に疑問を呈するコメントもありました。
結果として、日産はこの頃から徐々に競争力を失っていったという意見が多く見られました。
ネットコメントを一部抜粋
この色なあ…ワインレッドのココロ
内装もブラウン系で、今じゃ考えられない絵に描いたような当時の高級感
スタイル内装は素晴らしかった。
レパード面白いデザインで好きだったけど、ソアラがもっと良かったから、販売はボロ負けだったかな
この頃の日産は元気だった!イメージ戦略でトヨタのほうが一枚上手だったけど、名車は日産車多し!