法務省が「危険運転致死傷罪」の適用条件を見直し、速度や飲酒運転の基準を設ける案を発表しました。
これまでの法制度では、極めて危険な高速運転であっても、進路を逸脱していなければ「危険運転」として扱われないことがありました。
このため、法的な適用が不十分であるとの指摘があり、今回の見直し案では、一定の速度以上の走行を一律に危険運転として対象にすることが検討されています。
この数値基準の導入により、より厳格な運転規制が期待されています。
また、飲酒運転に関しても、アルコール濃度の数値基準を設けることが提案されています。
これにより、飲酒運転の取り締まりが強化される可能性が高まります。
検討会は、今後最終的な報告書をまとめる予定であり、これらの見直しが実現すれば、交通安全の向上に寄与することが期待されています。
法務省は、危険運転による事故を減少させるため、具体的な基準を設けることで、より明確な法的枠組みを提供しようとしています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/0d7760962a87133d049abb3b708d1c8c47fdd9af
危険運転致死傷罪の見直しに関するネットのコメントでは、厳罰化や基準の明確化が強く求められていました。
多くの意見が寄せられ、特に飲酒運転や過度な速度運転に対しては、単なる事故ではなく悪質な犯罪として扱うべきという考えが強調されていました。
具体的には、飲酒運転を行った場合には、殺人未遂と同等に扱うべきとの声がありました。
また、危険運転の基準が高すぎるとの指摘もあり、コントロールできている状態でのスピード超過でも過失運転致死傷罪に問われる現状が問題視されていました。
基準の明確化に関しては、数値基準を設定することの重要性が強調され、特に飲酒検知器の信頼性やスピードに関する基準が適切でないとの意見がありました。
さらに、危険運転を明確に定義し、例えば法定速度を超えた場合には即座に危険運転とみなすべきとの意見もありました。
また、運転者のモラル低下が背景にあるとの見解もあり、法改正だけでなく、社会全体の意識改革が必要とされていました。
全体として、危険運転に対する意識を高め、厳格な法の適用を求める声が多く見受けられました。
ネットコメントを一部抜粋
危険運転致死罪というものを広義的にすべきだ。
飲酒運転で人を傷つける行為は事故ではなく悪質な犯罪行為として扱ってほしい。
厳罰化するなら、その根拠となる数値はより正確でなければならない。
飲酒は故意だし、常軌を逸した速度での走行も故意なので、基本的に過失でなく故意犯として扱うべき。
制限速度が定められているのだから、これを超えたら危険運転でもいいくらいでは。