日本図書館協会が「図書館の自由宣言」70周年を記念し、権力介入や検閲に対する取り組みを強調した講演会を開催。文科省の介入も問題視。
この講演会では、東京都立大学の木村草太教授が「憲法学者からみた『図書館の自由』」というテーマで講演を行い、図書館の自由宣言の重要性や基本的人権との関連について詳しく解説しました。
図書館の自由宣言は1954年に採択され、1979年に改訂され、今年で70周年を迎えました。
現行の宣言では、図書館が知る自由を持つ国民に対して資料と施設を提供することが最も重要な任務であるとし、5つの基本項目を掲げています。
これには、資料収集の自由、資料提供の自由、利用者の秘密保持、検閲への反対、自由を守るための団結が含まれています。
講演の中で、日図協理事長の植松貞夫氏は、自由宣言の意義について、特に第3項が国家総動員体制下での図書館の検閲協力への悔悟を示すものであり、第4項は国家権力の圧力に対する警鐘であることを強調しました。
また、文部科学省が2022年に北朝鮮人権侵害問題啓発週間に関連して図書館に対し拉致問題に関する図書の充実を求めた事例も取り上げられ、文科省の介入が資料収集・提供の自由を侵害するものであると批判されました。
図書館の自由委員会は、過去の検閲や権力介入に対して反対の姿勢を貫くとともに、各図書館への助言や対応策の提案を行い、図書館の自由を守るための活動を続けています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/85f36f05491ff2b1bd8ef06b0b3e99d693484aa1
コメントの内容では、図書館における自由な表現の重要性が広く語られていました。
特に、特定の思想に偏らない情報の提供が図書館の役割であるとの意見が多く、様々な視点からの情報が揃っていることの大切さが強調されていました。
また、図書館の自由宣言について初めて知ったという声もあり、その重要性を理解し、支持する意見が見られました。
さらに、図書館戦争という作品に対する肯定的な意見も多く、特に映画版や小説版が良かったとの感想が寄せられていました。
加えて、R18の萌えコミックについても言及され、図書館が多様なジャンルを取り扱うことへの期待が表明されていました。
全体として、図書館の役割や自由な表現に対する理解と支持が広がっていることが伺えました。
ネットコメントを一部抜粋
日本を貶める展示に税金ガーと言っていた人たちがいた。
図書館に並ぶ左翼系の新聞、雑誌、書籍には言及がなかった。
税金で両極の思想に触れられる図書館って素晴らしい。
図書館の自由宣言はじめて知った。
図書館戦争はいい作品でした。