秋に増加するウエルシュ菌による食中毒に注意。常温放置のカレーは危険で、適切な対策が必要です。
要約すると肌寒い季節に入り、カレーなどの煮込み料理を常温で放置することが食中毒のリスクを高めることが指摘されています。
特に「ウエルシュ菌」は、12度から50度の温度範囲で増殖しやすく、常温で放置すると急速に増えてしまいます。
農林水産省は、過去5年間のデータを基に、秋にもウエルシュ菌による食中毒の患者数が増加していることを警告しています。
名古屋大学医学部附属病院の山本尚範医師は、ウエルシュ菌が好む温度帯での放置が危険であると指摘し、通常の加熱調理では死滅させることが難しい「芽胞」を形成するため、特別な対策が必要だと述べています。
特にキッチンカーなどの屋外調理では、カレーのルーを90度で保つなど、厳重な管理が求められています。
保存時には真空パックにし、冷たい水で冷やしてから5度前後の冷蔵庫に入れることが推奨されています。
自宅でできる対策としては、料理を常温のまま放置せず、その日のうちに食べきることや、小分けして早く冷ますことが重要です。
底が浅い容器や保存用の袋を使用することで、効果的に冷却が可能です。
食中毒の危険が高まるこの季節、ウエルシュ菌に対する理解と対策が求められています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/e539ebde7dc6fae16e0b7b3239cb27d7fa2b1755