JR東日本のE2系新幹線が北海道に渡り、試験車両として改造される。高速走行試験が行われ、設備の安全性を確認する予定。
この車両は、通常の飛雲ホワイトと紫苑ブルーの配色から、復刻された200系カラーの白と緑に変更されました。
E2系は、2022年の鉄道開業150年と新幹線YEAR2022のイベントに合わせてこのカラーに変更され、2024年3月には定期運用から退くことになりました。
その後、新潟港から函館港へと船で輸送され、試験用車両としての新たな役割を担うことになります。
鉄道・運輸機構は、2025年4月1日付でJR東日本と試験用車両の契約を結び、E2系J66編成を譲渡されました。
今後、この車両は青函トンネル以外の共用走行区間での高速走行試験に使用され、現行の最高速度140km/hから260km/hまで段階的に速度を上げ、安全性や設備機能の確認が行われます。
これは鉄道・運輸機構にとって初めてのフル規格新幹線車両の保有となります。
改造内容としては、北海道新幹線区間での運行に必要な保安装置(ATC)の改修が予定されていますが、塗装や外観の変更は行われないとのこと。
また、試験車両は10両編成のままで運行される予定です。
この試験運用によって、新幹線の高速走行に関するデータが得られることが期待されています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/b3656eb79029a3bb832afe0285244db840b5fa5b
北海道に渡ったE2系新幹線の改造と試験運用についてのコメントでは、試験運用の意義や必要性が多くの人々によって語られました。
特に、青函トンネル以外の共用走行区間での260km/hの高速走行試験に関しては、H5系などの営業用車両を使用するのではなく、E2系を用いることでより多くの試験データが得られるのではないかと期待されていました。
このような意見は、営業用車両の運用に余裕がないことが背景にあると考えられます。
また、青函トンネルの速度向上については、特定の時期(お盆やゴールデンウィーク)に限られることが微妙だとする意見もあり、ダイナミックプライシングの導入を提案する声もありました。
これにより、赤字額を減らす工夫が求められていました。
さらに、空気抵抗に関する技術的な意見もあり、ロングノーズ車両の方がテストに適しているとの見解が示されました。
過去の試験用車両の事例として、101系や103系が北海道に渡ったことを知っている人もおり、歴史的な観点からも興味を持たれていました。
最後に、青函トンネルの構造についての意見もあり、ユーロトンネルのように単線トンネルを2本掘るべきだったとの後悔の声もありました。
全体として、E2系の運用に対する期待と、より良い鉄道サービスの実現に向けた提案が多く見受けられました。