韓国で尹大統領夫人の選挙介入疑惑に関連し、2人が逮捕されました。検察は証拠隠滅の恐れを理由に逮捕状を発付し、疑惑の詳細が明らかになっています。
要約すると韓国の検察当局は、尹錫悦大統領の妻である金建希氏が2022年6月の国会議員補欠選において与党「国民の力」の公認候補選びに不正に介入した疑惑に関連して、２人を逮捕しました。
逮捕されたのは、世論調査会社「未来韓国研究所」の実質的運営者で政治ブローカーとされるミョン・テギュン氏と、当時公認候補に選ばれた金映宣（キム・ヨンソン）前議員です。
昌原地裁は、証拠隠滅の恐れがあるとして彼らに対する逮捕状を発付しました。
検察の調査によると、ミョン氏と金氏は2022年8月から2023年11月までの間に、金氏が公認候補に選ばれるように、金氏の会計責任者を通じて約7600万ウォン（約840万円）をやりとりした疑いが持たれています。
検察は、ミョン氏が他人名義の携帯電話を使用していたり、義弟に自身の携帯電話を処分させたりするなど、証拠隠滅の可能性が高いとし、逮捕の必要性を強調しました。
ミョン氏側は、金氏が選挙費用を借り入れようとし、会計責任者がミョン氏から6000万ウォンを借りたと説明し、疑惑を否定しています。
また、金氏も裁判所を訪れた際に報道陣に対し、「刀（金）が自分のものだからといって私が刺した（払った）ことになるのか」と述べ、容疑を否認しました。
この事件は、韓国の政治における不正行為の問題を再び浮き彫りにするものとなっています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/fd7ad532d1dbcad09d20d4bc333294cf954ef124