石破茂首相がペルーでボルアルテ大統領と会談し、重要鉱物の供給網強化を目指す行動計画を採択しました。
要約すると2023年10月17日、日本の石破茂首相は南米ペルーのリマでボルアルテ大統領と会談を行い、重要鉱物のサプライチェーン強化に向けた協力を確認しました。
この会談では、政治・外交・経済・防衛などの5つの分野での協力を盛り込んだ2033年までの10年間の行動計画が初めて採択されました。
共同声明の中で、両首脳は国際秩序の維持・強化やエネルギー分野での協力拡大に向けた具体的な連携を進める意向を示しました。
この行動計画には、閣僚級の対話促進や外務次官級協議の隔年開催、鉱業・エネルギー分野の投資に関する年次会合、防衛当局間の情報交換が含まれています。
ペルーは銀、銅、亜鉛などの鉱物資源が豊富であり、石破首相は経済安全保障の観点から、これらの鉱物の安定供給を確保するための連携強化を図る考えです。
また、中国の影響力が増す中で、インフラ整備を通じた対抗策も視野に入れています。
会談後、石破首相は政府専用機でペルーを出発し、次はブラジル・リオデジャネイロで開催されるG20首脳会議に向かいました。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/41649a2f0d4781278d47b3dfedf0b751e82b1610