NTT東西が12月から最大800Gbpsの「All-Photonics Connect」を提供開始し、高速・大容量通信を実現。新たな利用シーンも期待される。
このサービスは、オールフォトニクスネットワーク(APN)の技術を活用し、ユーザー拠点間で最大800Gbpsの帯域保証を実現します。
これは、世界最高水準の通信速度であり、特に大容量データ通信や低遅延が求められる分野での利用が期待されています。
NTTグループは、フォトニクス技術を用いることで、従来の電子ベースの通信と比較して、伝送容量を125倍、遅延を200分の1、電力効率を100倍に向上させることを目指しています。
これまでのAPN IOWN1.0サービスでは、eスポーツやライブエンターテインメントなどでの大容量・低遅延通信の実証が行われてきましたが、新たな「All-Photonics Connect」では、顧客の利便性向上と新たなユースケースの創出を図るため、インターフェイスの拡充や低消費電力化も実現しています。
具体的には、イーサネットインターフェイスへの対応が強化され、顧客拠点に設置する終端装置を不要にすることで、省スペース化と電力削減を実現しています。
利用シーンとしては、データセンター間の通信や通信キャリアのバックボーンネットワーク、高精細映像の伝送、遠隔医療など多岐にわたる用途が考えられています。
NTT東西は、今後もサービスエリアの拡大を図り、2025年の大阪・関西万博でも「All-Photonics Connect」を提供する予定です。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/f4db061b688e5fb35c2ccea1cc24d06e862ee044