トッテナムのベンタンクール選手がソン・フンミンに対する人種差別発言で7試合出場停止に。FAの判断が波紋を呼ぶ。
要約するとサッカー英プレミアリーグのトッテナム・ホットスパーに所属するウルグアイ代表のロドリゴ・ベンタンクール選手が、同チームの韓国人選手ソン・フンミンに対する人種差別的発言をしたとして、イングランドサッカー協会（FA）から7試合の出場停止と罰金10万ポンド（約1960万円）の懲戒処分を受けた。
この決定は、FAが18日に発表したもので、ベンタンクールは自身の発言を否定したが、聴聞会を経て疑いが証明されたとFAは述べた。
問題の発言は、ベンタンクールが自国の番組でソンのユニフォームについて話した際に、「彼らはそっくりだから、ソン・フンミンのいとこのユニフォームを持ってきても分からない」と発言したことに起因する。
これは、東洋人の容姿を一括りにする人種差別的な見解と解釈され、騒動後にベンタンクールはソンに謝罪したが、懲戒処分を免れることはできなかった。
FAでは、選手が人種差別的行為を行った場合、6～12試合の出場停止処分を下す規定がある。
ベンタンクールはFAに対し、発言の意図を「皮肉であり、韓国人が皆同じに見えるとは思わない」と説明したが、FAはこれを侮辱的な発言と判断した。
トッテナムにとっては、現在の成績が振るわない中での悪材料となり、ベンタンクールの長期離脱がチームに与える影響が懸念されている。
トッテナムは、今後強豪との試合を控えており、ベンタンクールの不在が厳しい状況をさらに悪化させる可能性がある。
現地では、懲戒処分に対する意見が分かれており、処分が軽すぎるとの声や、企業であれば解雇される可能性があるとの指摘もある。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/d164306085e92057714c70a1a85c5ec801a7fa3b