マクニカとJR東海が新幹線運転士の脳波を測定し、安全性向上を目指す実証実験を実施。集中度と覚醒度の分析を行い、対策の効果を検証します。
要約するとマクニカは、東海旅客鉄道（JR東海）と共同で新幹線運転士の脳波を解析し、集中度と覚醒度を測定する実証実験を行うことを発表しました。
この実験は2023年12月1日から2024年3月31日までの期間に実施され、東京駅と新大阪駅を結ぶ新幹線の運行中に、早朝、午前中、午後、夜間の各時間帯に2人の運転士の脳波を測定します。
運転士へのアンケートや地上での脳波測定も行い、集中度と覚醒度を可視化・分析することが目的です。
実験の結果、運転士は全体的に高い集中度と覚醒度を維持していることが確認されましたが、時間帯や個人によって状態変化に一定の傾向が見られ、対策内容によって効果に違いがあることも明らかになりました。
マクニカは、近年の脳科学研究やAI技術、小型脳波計の進歩により、運転中の脳波測定と分析が可能になったと説明しています。
JR東海は、安全対策としてインフラ設備投資やシステム導入、訓練を行っており、運転中の集中度と覚醒度のメカニズムを科学的に解明することで、さらなる安全性向上を目指しています。
今後、マクニカは新幹線だけでなく他の運転業務への応用も視野に入れ、脳波測定技術の開発を進める予定です。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/477cd42f0a021577eeeb49f993a82d580955d16b