イスラエルのネタニヤフ首相は、ハマスに拉致された人質の救出に500万ドルの報奨金を掲げ、全人質を帰還させる意向を示したが、対話拒否と救出の遅れに批判が集まっている。
この発表は、19日(現地時間)にガザ地区ネチャリム回廊を訪問した際に行われ、ネタニヤフ首相は、人質を連れてくる者には安全な脱出路を提供することも約束した。
彼は、ハマスの軍事力を破壊し、戦争後にはハマスがガザ地区を統治することはないと断言し、全人質を生存者と死亡者ともに帰還させるまで退かない姿勢を示した。
現在、ハマスによって拉致された人質は251人であり、そのうち97人が依然として抑留されている。
現地メディアによると、抑留された人質の中には、食糧不足により体重が半分に減少した者もおり、この冬を越すことができないとの懸念が広がっている。
また、ネタニヤフ首相はハマスとの対話を拒否しているため、人質救出が遅れているとの批判も上がっている。
英紙タイムズ・オブ・イスラエルは、首相が「近く数十人の人質をさらに救出する」と述べたものの、その根拠は不明であり、ハマスとの交渉が人質救出の最善策であるとの意見もあるが、ネタニヤフは戦闘を続ける意向を示している。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/68560e38588ebc44415880a852df7cee1b072f1e
ネタニヤフ首相が発表したハマス人質救出に対する500万ドルの報奨金について、ネット上ではさまざまな意見が交わされました。
多くのコメントでは、報奨金の支払いが本当に実行されるのか疑問視されており、報酬が身代金の支払いと同じイメージを持たれることに対する懸念がありました。
特に、過去に人質の居場所を教えた情報提供者に対しても報奨金が支払われていたが、その効果が見られなかったことが指摘されていました。
さらに、戦闘が長引く中で人質の監視役が減少しているとの意見もありましたが、報奨金を得るために仲間を裏切ることのリスクを考慮すると、実際に報奨金を受け取る人は少ないのではないかという見解がありました。
また、報奨金を支払う相手が信頼できないとされるユダヤの商人であることも、疑念を強める要因として挙げられていました。
加えて、戦争の大義名分を巡る複雑な状況や、他国をあてにすることのリスクが指摘され、報奨金の設定自体が遅れたことに驚く声もありました。
全体として、報奨金の発表は人質救出の可能性を高めるものではなく、むしろ懸念を引き起こす内容であったと評価されていました。
ネットコメントを一部抜粋
仮に報奨金をきちっと払う気があればという前提での話だが、
報酬=身代金の支払いはイメージは悪いが、
報奨金額は魅力的だが、
払うと言っている相手がユダヤの商人ならぬ金には厳しい感じの全く信頼できない相手だ。
いままで報奨金が設定されていなかったことにびっくり。