タイ政府が23種類の賭博を合法化し、カジノ解禁の準備を進めている。ムエタイやカードゲームが対象で、観光振興や地下経済への課税を狙う狙いがある。
要約するとタイ政府は、カードゲームや伝統的な格闘技「ムエタイ」の勝敗予想を含む23種類の賭博を合法化した。
この動きは、ペートンタン政権がカジノの解禁を視野に入れていることを示唆しており、賭博合法化はその下準備と考えられている。
10日付の官報で発表された内容によると、対象となる賭博にはマージャンや射的、ムエタイ、闘牛の勝敗予想が含まれ、それぞれ賭博できる時間帯も設定されている。
タイでは仏教の価値観が強く影響しており、これまでは公営宝くじや競馬以外の賭博は禁じられてきた。
しかし、ムエタイの試合会場や民間の場ではカードゲームや闘鶏などの賭博が横行しており、カジノを求めて隣国カンボジアに渡るタイ人も多く、これが資産流出の問題となっていた。
ペートンタン政権は、観光振興の一環としてカジノの導入を模索しており、賭博合法化はカジノとの整合性を図るための措置と見られている。
また、地下経済への課税を狙う狙いもあり、合法化によってこれまで非合法だった賭博の収益を政府が取り込むことが期待されている。
このような背景から、タイの賭博合法化は、観光業の活性化や経済の健全化に寄与する可能性がある。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/bc4c0353a0b8c3c501494f9e18cca242c243bf9c