「ふてほど」が流行語大賞に選ばれ、18冠を達成。宮藤官九郎の意欲的なドラマが社会的テーマを扱い、多くの賞を受賞した。
要約すると2024年の「ユーキャン新語・流行語大賞」で、TBSの金曜ドラマ「不適切にもほどがある！」の略称「ふてほど」が年間大賞を受賞し、これにより同作は18冠を達成した。
このドラマは、俳優の阿部サダヲが主演し、宮藤官九郎がオリジナル脚本を手掛けたヒューマンコメディーである。
物語は、1986年から2024年にタイムスリップした体育教師の小川市郎が主人公で、彼の“不適切”な言動が現代のコンプライアンスに縛られた人々に思考のヒントを与えるという内容だ。
ドラマでは、昭和と令和のギャップを小ネタとして取り入れつつ、「多様性」「働き方改革」「セクハラ」「既読スルー」「ルッキズム」「不倫」「分類」などの社会的テーマを扱い、最終回では「寛容」に焦点を当てたミュージカルシーンが展開された。
制作発表会見で宮藤氏は、現代社会での「ダメ」とされることの多さに疑問を呈し、その背景には「なぜダメなのかを考えなくなっている」という思いがあったと語っている。
このドラマは、ギャラクシー賞やザテレビジョンドラマアカデミー賞、放送文化基金賞、ATP賞テレビグランプリなど、数多くの賞を受賞し、10月28日に発表された「東京ドラマアウォード2024」でも作品賞（連続ドラマ部門）優秀賞、脚本賞（宮藤官九郎）、演出賞（金子文紀監督）、主題歌賞（Creepy Nuts「二度寝」）を受賞するなど、17冠の表彰ラッシュを記録した。
これらの受賞は、ドラマの社会的意義と宮藤氏の意欲的な作品作りを証明するものであり、SNS上でも大きな反響を呼んだ。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/1dd7d8750f46fe28dd068b175136d308a09de56e