約3000億円相当のシルクロード関連ビットコインがコインベース・プライムに移動。政府の売却準備か。
具体的には、12月2日に約20億ドル(約3000億円)のビットコインが、政府が管理するウォレットから新しいアドレスに送金され、その後コインベース・プライムに入金されたことが、ブロックチェーン分析会社アーカム・インテリジェンスによって明らかになりました。
この動きは、政府が資産の売却を準備しているか、既に売却を行った可能性を示唆しています。
過去の売却ではビットコイン価格が大幅に下落した事例もありますが、今回の移動による価格変動は比較的小さく、発表後の価格は約1%強の下落で9万5800ドルとなっています。
アーカムによれば、米政府は現在も180億ドル相当の押収された暗号資産を保有しています。
シルクロードに関連する資産の押収は、2022年に電信詐欺で有罪となったジェームズ・ジョン氏の逮捕をきっかけに行われ、彼からは5万BTC以上が押収されました。
また、北カリフォルニアの連邦地裁は、シルクロード関連のデジタル資産の一部または全部を政府が清算することを許可する意向を示しています。
司法省は2023年3月に約1万BTCを2億1600万ドルで売却したことがあり、残りの資産については年内に4回に分けて売却する計画を立てているものの、その後の具体的な売却についての発表は行われていません。
さらに、米国連邦保安局は、デジタル資産を「保護・取引」するためにコインベース・プライムとの提携を発表しています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/026f374e27d6710687c51da5befdc0fa8559ef99