海上自衛隊の新型「イージス・システム搭載艦」は、弾道ミサイル防衛から巡航ミサイル、潜水艦への対処能力を持つ世界最大級の艦艇として注目されています。
9月には2隻の建造契約が締結され、1隻目は三菱重工、2隻目はジャパン・マリンユナイテッドが担当します。
この艦艇は、もともと日本に飛来する弾道ミサイルを迎撃するための専用艦として計画されましたが、2020年に発表された地上配備型ミサイル迎撃システム「イージス・アショア」の配備中止を受け、代替策としての建造が決定されました。
イージス・アショアは、北朝鮮によるミサイル発射に対処するためのものでしたが、海上自衛隊のイージス艦が常に日本海に展開する状況を改善するためのものでした。
最初は弾道ミサイル防衛(BMD)専用艦として設計されていましたが、計画が進むにつれてその機能が拡張され、巡航ミサイルや潜水艦への対処能力、遠方の敵艦艇や地上目標への攻撃能力も追加されました。
これにより、イージス・システム搭載艦は、従来のイージス艦と同様の役割をより優れた性能で遂行できるようになりました。
具体的には、基準排水量1万2000トン、全長190m、最大幅25m、ミサイルを搭載する垂直発射装置(VLS)は128セルを計画しています。
これに対し、現在の最大のイージス艦であるまや型は基準排水量8200トン、全長170m、最大幅21m、VLS 96セルであり、その巨大さと能力の向上が際立っています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/0d5a158f7aaf48e2479ccce661fc233884ab2479
海自の新型イージス艦に関するコメントは多岐にわたり、艦艇の設計や運用に対する懸念が多く見られました。
まず、元々地上配備型のイージスシステムから大型艦艇への移行に伴い、艦のサイズやコストが増大した点が指摘されました。
特に、艦艇の運用に必要な数や維持管理の難しさが問題視され、艦船を守るためにさらに護衛艦が必要になるのではないかという意見もありました。
また、専守防衛の観点から、敵ミサイルを迎撃するだけでは不十分であり、攻撃能力も必要だという意見がありました。
特に、地上配備型イージスアショアの中止に対する疑問や、艦載型に移行したことでコストが増加したことへの懸念が多く寄せられました。
さらに、艦の設計が地上設置を前提にしているため、海上での運用における性能や維持管理の難しさが懸念され、運用上の効率性についても疑問が呈されました。
一方で、新型イージス艦が持つ高性能なレーダーや多用途性に期待を寄せる声もありましたが、全体としてはコストや運用の実効性に対する懸念が強く、日本の防衛戦略の見直しが求められるという意見が多く見受けられました。
特に、国民の命を守るために必要な防衛力の強化や、シェルターの設置なども重要視されていました。
ネットコメントを一部抜粋
元々は地上配備イージスシステムだったのに、メガフロートとか検討した結果、大型船体搭載に落ち着いた。
敵基地打撃能力が得られるのは日本にとって有益だと思いますが、隊員さんの負担が増えなければいいんですけど。
艦艇にした場合は、ドック入りなどで定期的に運用が止まるのだよ。
大型で高価な艦を少数建造するよりも、多少能力が落ちても多数の艦を運用した方が海上防衛にはより効果的だろう。
防衛研究所で、レールガンの連射もテストしてるから艦艇に搭載したら最強艦艇になると思う!