韓国法務部の柳監察官が尹大統領の非常戒厳に反発し辞意を表明。戒厳は内乱罪に当たるとし、閣僚も共犯と指摘。政治的目的での悪用を非難。
要約すると韓国法務部の柳爀(リュ・ヒョク)監察官が、尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領による非常戒厳の宣布に反発し、辞意を表明した。
柳監察官は、尹大統領の戒厳宣布が内乱罪に当たるとして、「反乱首魁である尹大統領を国民の名で弾劾しなければならない」と強く訴えた。
彼は、戒厳宣布が全斗煥(チョン・ドゥファン)元大統領の粛軍クーデターよりも悪質であると指摘し、当時とは異なり現在は国家の存亡が危ぶまれる状況ではないと述べた。
柳監察官は、戒厳宣布を支持した閣僚たちも反乱の共犯であるとし、彼らを処罰すべきだと主張した。
さらに、今回の戒厳宣布を「政治的戒厳」と定義し、個人の権力維持のために悪用されたと非難した。
柳監察官は2019年に検察を退職し、2020年7月に法務部監察官に任命されたが、任期は来年7月まで残っていた。
尹大統領は3日、緊急談話を通じて戒厳を宣言し、その後法務部は戒厳に伴う措置を協議したが、柳監察官はその直後に辞意を示した。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/1bca53bf9552e75f750576ba053813c4039f901f