タコの価格が急騰し、たこ焼き店が影響を受けている。輸入依存や円安が要因で、今後も価格下落は期待できない。
東京・葛飾区にある「たこ焼き 長尾」では、タコの仕入れ価格が過去15年で2.2倍に跳ね上がり、100キロあたり22万~23万円に達しました。
11月の東京都区部では、タコの小売価格が100グラム534円となり、同じく高級食材であるマグロの519円を上回りました。
長尾店主は「本当にきつい。
いつまで続けられるか」と、価格高騰の厳しさを訴えています。
この価格上昇の背景には、タコの輸入の約4割を占めるモーリタニアへの依存があると指摘されています。
茨城・神栖市の水産加工会社「津久勝」の社長は、タコの価格が過去30年で経験したことのない高値であると述べています。
国内の漁獲量だけでは需要を満たせず、昨年は約3万トンを海外から輸入しましたが、特にスペイン勢が市場に参入し、日本勢が買い負けしている状況が続いています。
また、円安もコストを押し上げる要因となっています。
モーリタニア産タコの輸入単価は、10年前から50%上昇し、1キロあたり1392円に達しました。
さらに、アメリカでも中南米からの移民によりタコの消費が増加しており、今後タコの価格が大幅に下がることは期待できないとのことです。
このように、タコの価格高騰は、たこ焼き店や消費者にとって深刻な問題となっており、今後の動向が注目されます。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/79b27928b94f47982bc5469c3b42fcdc3a66c719
タコの価格高騰がたこ焼き店に深刻な影響を与えているというニュースに、多くのコメントが寄せられました。
コメントの中には、タコの代替品を使用することを提案する声が多く、特に「コンニャクや竹輪でも良い」という意見が目立ちました。
これにより、たこ焼きの魅力はタコに限らないとの考えが広がり、タコが高騰しても他の食材で美味しい料理が楽しめる可能性が示されました。
また、漁業の乱獲に対する懸念も多く見られ、特に個人のタコ釣りが環境に与える影響についての意見がありました。
タコが減少することで、ウニやヒトデが繁殖し、他の魚類にも悪影響を及ぼすとの指摘もあり、持続可能な漁業の重要性が強調されました。
一方で、タコを食べる文化が根付いている地域の人々にとっては、タコの価格高騰は受け入れがたい現実であり、特に大阪では「主食が高級食になってしまった」との声がありました。
コメントの中には、たこ焼きはタコがなくても楽しめるという意見が多く、タコにこだわる必要はないとの意見も多く見受けられました。
全体として、価格高騰に対する悲鳴や不安、そして代替案を模索する声が広がり、タコ焼き文化の存続について考えるきっかけとなったようです。
ネットコメントを一部抜粋
釣り人の乱獲もありそう。
そんなに価格高騰なら別にタコに拘ることはないと思う。
漁師さん以外のタコ釣りは禁止するべきだと思います。
タコ焼きは食わなくても生きて行ける。
大阪人の主食たこ焼きが高級食になってしもて。