東京大学の学費上昇に伴い、私立大学進学を躊躇する親の心理と、東大生の教育投資の重要性が語られています。
著者の布施川天馬さんは、偏差値の高い大学は平均生涯年収が高いため、学費や生活費を多少無理してでも投資する価値があると主張しています。
2024年から東京大学の学費は約42万円上昇し、合計で64万2960円となりますが、この値上げが受験生の進学意欲に大きな影響を与えることはないと考えられています。
著者は全国の高校生に進路講演を行っており、「私学は無理」「実家から通える大学が良い」といった親の意見を耳にしますが、これらの考え方は金銭的な観点から見ると誤解であると指摘します。
進学にかかる費用と生涯年収の増加を比較し、前者が後者を上回らなければ進学の意義は薄れると論じています。
例えば、東京大学卒業者の平均生涯年収は約4億6126万円であり、これは他の学歴と比較しても大きな差があります。
著者は、東京大学に通うことで生涯年収が大きく向上するため、下宿をしてでも進学する価値があると結論付けています。
また、具体的なデータを用いて、どのレベルの大学から無理をしてでも進学するべきかについても考察を行っています。
結局、投資としての教育の価値を理解し、金銭的な不安を乗り越えることが重要であると強調されています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/d2343dc9dda04342bf18c68c3ae1384e3b2e43cc
コメントでは、東京大学進学の価値や教育投資の重要性について、さまざまな視点から意見が述べられました。
多くの人が、学費や生活費、卒業後の収入の観点から進学のコストパフォーマンスを考慮する必要があると指摘しました。
特に、東京都心の私立大学に進学する場合、学費や仕送りが非常に高額になることが多く、家庭の経済状況によっては大きな負担となることが懸念されていました。
また、大学の選択が将来の就職に与える影響や、学歴と収入の関係についても議論がありました。
例えば、早稲田や慶応といった有名大学を卒業した人の生涯賃金が高い一方で、家庭環境や経済的背景が影響を与えることも考慮すべきだという意見がありました。
さらに、大学での学びが重要であり、どの大学に進学するかだけでなく、そこで何を学ぶかが将来のキャリアに大きな影響を与えるとする意見もありました。
特に、地方から上京する学生は、就職活動や生活費の面で予想以上の出費がかかる可能性があるため、慎重な判断が求められるとされました。
全体として、教育投資は将来の収入に直結する可能性があるものの、進学先や学ぶ内容、家庭の経済状況など、さまざまな要因が影響するため、総合的な視点での判断が重要であるという意見が多く見受けられました。
ネットコメントを一部抜粋
現実を踏まえると、専攻や性別など、要件を考慮して考えた方がいいと思います。
まずは中卒、高卒でも現場で働いてるなら良い給料貰えれば、みんながみんな勉強向いてる訳ないからそういう体制にするべきだと思う。
簡単に言いますがそう簡単なものではないです。
卒業後の生涯収入はあくまで平均なので、同じ大学を出てもこれだけの収入を得られない人も多くいます。
金銭面を計算するなら正味現在価値も考慮しないと正しくは判断できないのではないかな。