ドイツの若者54%がクルマをステータス象徴と認識、未来の技術にも期待
2024年8月に発表されたこの調査は、ドイツを含む5か国を対象に行われ、特にドイツの18~34歳の若者の54%が自動車を「ステータスの象徴」と捉えていることが示されました。
この数字は、45歳以上の回答者の2倍にあたります。
さらに、大都市に住む若者の67%がクルマを名声の象徴と見なしているのに対し、小さな町や田舎ではその割合が49%にとどまるという地域差も浮き彫りになりました。
加えて、若者たちは未来のクルマに対しても期待を寄せており、25~34歳の51%が自動車はただの移動手段ではなく、くつろぎや仕事をする空間であるべきだと考えています。
また、65%の若者が自動運転技術を有益と捉えており、交通安全向上のために新車に先進技術の搭載を義務付けるべきだと考えています。
これは、EUの新指令に賛同する意見とも一致しています。
さらに、AIアシスタントの導入に対しても高い関心が寄せられ、74%の若者がAI音声アシスタントによる旅行サポートを歓迎しています。
国ごとの調査結果を見ても、中国では90%が自動運転技術を有益と見なしており、日本やフランス、米国でも高い支持を得ています。
このように、若者たちのクルマに対する考え方は変化しており、今後の自動車業界において新たなチャンスを生む可能性があると言えるでしょう。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/3ef9812dbef34f3d1d64b084bdec7d67f94ecb83
ドイツの若者がクルマをステータスと見なす理由は、地域の交通事情や社会の変化が影響していると考えられました。
都市部では公共交通機関が充実しているため、車の必要性が薄れており、若者の間でクルマ離れが進んでいるとの意見が多く見受けられました。
一方、田舎では自家用車が便利であるため、車の重要性が高いとの声もありました。
さらに、経済的な要因も大きく、車の価格が高騰し、維持費もかさむため、若者が車を所有することが難しくなっているとの指摘がありました。
特に日本では税金やガソリン代が高く、車を持つことが贅沢品とされる状況が広がっていました。
こうした背景から、車のステータス性が変化しているとの意見もあり、車はもはや単なる移動手段ではなく、経済的な余裕を示す象徴としての側面が強まっていると感じられていたようです。
ネットコメントを一部抜粋
車離れが進んでいるのは、結局生活の便利さを感じなくなったからだと思う。
欧州は大陸で、移動や輸送は国境を超えて長距離になるのが常識だ。
都市化が進むと自家用車のニーズは下がるというのは基本的な事実である。
若者のクルマへの興味が薄れたのは、クルマが高くなり過ぎたからだと思う。
日本では車はステータスから資産に変わったという意見もあった。