東京高裁が御嶽山噴火災害の国の責任を認めず、遺族らは失望と憤りを表明しました。
この判決は、噴火から10年が経過した今もなお、犠牲者の遺族にとっては大きな失望をもたらしました。
判決を受け、原告の長山幸嗣さんは「司法に切り捨てられた」との思いを口にし、国が危険を示していれば多くの命が救われた可能性があったと悔やみました。
裁判長が「本件控訴をいずれも棄却する」と述べた瞬間、原告らは厳しい表情を浮かべ、時折首をかしげながら判決を受け止めました。
特に、長山さんは11歳の次女を亡くしており、「あまりにあっさりした判決で憤りを感じている」と語りました。
また、友人を失った田幸秀敏さんも「安心安全を第一に、噴火警戒レベルを上げるべきだった」と国の対応を批判しました。
判決後の記者会見では、重苦しい雰囲気が漂い、遺族たちの無念さが伝わってきました。
彼らは、裁判所の判断が国の注意義務違反を否定したことに対し、やり切れない思いを抱えています。
この判決は、御嶽山の噴火災害における国の責任を問う重要なケースであり、今後の司法判断や国の対応に対する影響が注目されます。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/2dc05c149628f7f3d37269e0cfd4da8c8b787332
御嶽山噴火災害に関する司法判断についてのコメントは多岐にわたり、特に登山の自己責任が強調されていました。
多くの人々が、登山者自身が安全を確認し、適切な装備を整えることが重要であると述べていました。
また、国の責任については、遺族の悲しみは理解されるものの、自然災害に対する責任を国に求めるのは難しいという意見が多く見受けられました。
御嶽山は過去にも噴火があったことから、登山禁止にするほどのリスクがあるという意見もありました。
さらに、火山や地震の予測が難しいことから、事前に警報を出すことができない場合が多いという指摘もありました。
結果的に、国に賠償を求めることは難しいのではないかという意見があり、司法の判断が妥当であるとの意見もありました。
感情的な反応がある一方で、冷静に法律的な観点から判断する必要があるという意見もあり、全体的にバランスの取れた見解が示されていたようです。
ネットコメントを一部抜粋
登山は、自己責任
山で起きた災害が国に責任あるとなるなら日本中の山すべて登山禁止になる
自然災害は台風や豪雨などは事前に出せるが、火山や地震はまだ分からない事が多い
司法の場は原告の感情を慰める為にあるものではない
感情はわかるけど、素人目にも無理筋に見える