2024年11月の企業倒産が3年連続で増加し、上場企業の倒産も発生。負債総額は前年同月比68.8%増で、厳しい経済環境が影響。年間倒産件数は1万件超の可能性。
要約すると2024年11月の全国企業倒産に関するデータが発表され、前年同月比で件数が841件、負債総額は1,602億2,300万円と、いずれも増加したことが明らかになった。
倒産件数は3カ月連続で前年を上回り、11月では3年連続の増加となった。
特に、負債100億円以上の企業が2件発生したことや、50億円以上100億円未満の倒産が3件あったことが影響し、負債総額は前年同月比で68.8%の増加を記録した。
また、5億円以上10億円未満の倒産も前年同月比19.0%増、1億円以上5億円未満は26.2%増と中堅規模の倒産が増加している。
一方、1億円未満の倒産は613件と、前年同月比で1.7%減少し、全体の構成比は72.8%となった。
上場企業の倒産も発生し、東証グロース上場の日本電解が民事再生法の適用を申請した。
これにより、11カ月ぶりの上場企業倒産となる。
2024年の年間倒産件数は、すでに前年の8,690件を上回り、1万件を超える可能性が高まっている。
特に、過剰債務の解消遅れや物価高、人手不足、人件費の上昇、社会保険料の拡大など、厳しい経済環境が企業を圧迫している。
今後、金利上昇も影響を及ぼす見込みで、年末年始の商戦期に向けて、業績回復が遅れている企業にとっては厳しい状況が続くと予測されている。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/27efc0887befb04db809434d07bba56d17cb2cf1