2024年の損保に強い大学ランキングで、早稲田大学がトップに。愛知の南山大学も躍進し、製造業の影響が大きいとされています。
このランキングは、損害保険ジャパン、東京海上日動火災保険、三井住友海上火災保険の就職者数をもとに作成され、560大学からのデータを集計しているため、信頼性が高いとされています。
ランキングでは、早稲田大学が8028人、慶應義塾大学が5506人の就職者数を記録し、両校の差は約1.5倍に達しています。
3位には同志社大学、4位には明治大学、5位には関西学院大学、6位には立教大学が続き、昨年と同じ順位を維持しています。
特に注目されるのは、愛知県の南山大学が前年より16人増の就職者を記録し、8位から6位に上昇した点です。
南山大学はトヨタ自動車の本拠地に近く、製造業が発展している地域に位置しているため、損保業界にとって重要な顧客である製造業への就職が多いとされています。
業界での不祥事が学生の損保離れを引き起こすのではないかとも懸念されていましたが、実際には損保業界への志望者は依然として多く、企業が行うインターンシップが効果を上げていることが示唆されています。
一方で、地方の大学にも注目が集まり、西南学院大学や小樽商科大学がランキングに名を連ねています。
特に小樽商科大学は商学部のみの単科大学であるにもかかわらず、3大損保への就職者が13人を記録しています。
国立大学では、損保業界への就職者が少なく、最高位は大阪大学の20人で、京都大学や東京大学などはさらに少ない状況です。
この背景には、損保業界が投資や運用業務を重視していないことが影響しているとされています。
全体として、損保業界に強い大学のランキングは、学生の進路選択に大きな影響を与えていることが伺えます。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/935d0fcb217f9cf3f0f0caa25e5f31b49c960959
愛知・南山大学が損保業界での躍進を遂げたことについて、多くのコメントが寄せられました。
コメントの中では、南山大学が地域トップの私立大学であることから、企業の採用において重要な存在であるとの意見がありました。
また、現代の学生が全国転勤を避ける傾向にあるため、地域密着型の大学が注目を集めているという見解も示されていました。
さらに、損保業界の将来性について懸念を示す声もあり、自動車保険の必要性が減少していることが影響しているとの指摘がありました。
過去には東京海上が文系の就職人気No.1だったが、時代の変化により状況が変わったことも言及されていました。
採用の全国レベル化が進んでいる中、南山大学の強さや企業の採用傾向についての考察が交わされ、地域の大学が果たす役割についての意見が集まりました。
損保業界に対する評価は分かれており、業界の構造や将来に対する疑問も多く見られました。
ネットコメントを一部抜粋
製造業がメイン顧客だから愛知の南山って、何じゃそら。
昔は東京海上が文系の就職人気No.1の常連だったが、時代は移ろうものだ。
損保にとっての収益源の1つである自動車保険は、昨今の衝突防止技術の搭載などで必要性が落ちています。
損保とか銀行とか学生に人気なのか?
損保関係なんて名前は一流でも良からぬ匂いと噂ばかり。