SEMIジャパンが発表した半導体製造装置市場の見通しによると、2024年はエレクトロニクス産業全体の成長が鈍化する一方、メモリICは好調で、AI関連の需要が急増しています。世界半導体市場は2024年に6000億ドルを超える見込みです。
要約するとSEMIジャパンは、2024年12月11日から13日に東京ビッグサイトで開催される「SEMICON Japan 2024」の概要を発表しました。
特に、半導体製造装置市場の見通しについて、シニアディレクターのClark Tseng氏が詳細な分析を行いました。
2024年のエレクトロニクス産業全体の販売額は、前年同期比で2%の増加が見込まれるものの、全体としては前年比8%増から4%増に下方修正されました。
一方、IC(集積回路)の販売は好調で、特にメモリICが大きな貢献を果たしています。
2024年第2四半期のIC販売は前年同期比で27%、第3四半期は32%の成長が期待されています。
AI関連の需要が急増している中、車載や産業用半導体はまだ在庫調整が続く見込みです。
半導体製造工場の稼働率は2024年第2四半期から向上し、70%で推移する見通しです。
大手IT企業はクラウドサービスの設備投資を増やしており、2024年から2026年にかけて投資額が増加すると予測されています。
2024年の世界半導体市場は6000億ドルを超え、前年比で20%近い成長が見込まれていますが、2030年には1兆ドルに達する見込みです。
AIデータセンターへの投資が短期的に堅調で、長期的にはエッジAIが成長するとされています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/613fa64e3d4cfb2b73000ae6773810819d2df310