MQA Labsが新たな高音質化技術「QRONO」を発表。DAC性能を引き上げる「QRONO d2a」とDSD処理の「QRONO dsd」を搭載したBLUESOUNDの「NODE ICON」が注目される。
この技術は、MQAがハードウェアパートナーやライセンシーに提供するソリューションとして展開され、主に「QRONO d2a」と「QRONO dsd」の2つの技術から成り立っています。
「QRONO d2a」は、DAC(デジタルアナログコンバーター)の性能を最大限に引き出すために、信号処理技術を緻密に適用し、インパルス応答や透明性を改善することを目指しています。
一方、「QRONO dsd」は、DSD(ダイレクトストリーミングデジタル)信号の処理において、録音時の時間軸方向の情報をできる限り軽く処理することで、音質を向上させることを目的としています。
この技術は、BLUESOUNDの最新ネットワークプレーヤー「NODE ICON」に搭載される予定で、MQA Labsのエンジニアディレクターであるアル・ウッド氏は、これによりオーディオ再生のレベルを次の次元に引き上げられると自信を示しています。
また、MQA Labsのビジネス開発ディレクター、アンディ・ドウェル氏は、人間の聴覚が非常に精密であることを強調し、MQAの技術が音楽再生の進化に寄与することを期待しています。
MQAは、ハイレゾデータを小さく折り畳む技術を開発し、TIDALのストリーミングサービスやMQA-CDに採用されてきましたが、音質面での課題も指摘されています。
2023年にはBLUESOUNDの親会社であるLenbrook社に買収され、新たな体制で技術開発が進められています。
さらに、ハイレゾダウンロードサイトのHDtracksとの提携によるストリーミングサービスの提供も発表されています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/f7af18ecd419235db0cdd6fc282c8b605f12300e